【W#94】ペルー(15)〜パラカスと太平洋
ナスカの地上絵を見終わった2015年1月9日。日中のうちに次の目的地であるパラカスへ向かってバスに乗り込んだ。合計で4時間。標高もいよいよ海面の近くまで到達することになる。
2014年9月1日、日本を再出発して以来、時差が1時間〜2時間のアジア(モンゴル、中国)や東南アジア(フィリピン、タイ、カンボジア、ベトナム、マレーシア)を経てアジア大陸とヨーロッパ大陸の境にあるトルコ、イスタンブールへ(日本(以下同)7時間)。ドイツ、ポーランド(同8時間)、英国(同9時間)を経て、飛行機で大西洋を横断。ブエノスアイレス(同12時間)へ。陸地でボリビア、チリを移動、現在のペルーのパラカス(同14時間)へ。パラカスではいよいよ日本とつながりのある太平洋に面することになる。ちなみに、パラカスはケチュア語で「砂の雨」を意味している。
参考に、今後はリマに向かった後、ロサンゼルス(同17時間)、ホノルル(同20時間)を経由。日付変更線を越えた上で、日本で世界一周券を使った世界一周の旅も終えることになる。
パラカスに到着して何が感慨深いかというと、日本とつながりのある太平洋をみることができるからだ。今まで30日近くアンデス山脈の高地に過ごしていたこともあると思う。海が恋しくなった時になって海に出会うというのは感慨深い。もちろん、ホノルルに滞在する時は海のアクティビティーを考えているが、南米でどのような体験ができるのか?おそらくハワイでは感じられないようなことを体験できるかもしれない。特にスキューバダイビングを通じて6年近く(合計253本の経験あり)、東南アジアや日本の海を見てきた身としては、今での海を見るとワクワクしてくる。
パラカスに到着して翌日。午前8時出航の乗船し、小さなガラパゴスと呼ばれるバジェスタス島へ。その途中には、カンデラブロと呼ばれるナスカの地上絵っぽいものが砂漠の山に描かれているものを目に。ナスカの地上絵同様、なぜこのようなものが描かれたのか?謎らしい。
その後、ペリカンを見つつも今回の最大目的であるバジェスタス島へ。
バジェスタス島は無人島で、何千匹の鳥たちが群れながら過ごす場所。まるで小さなガラパゴスのよう。
しかも、鳥たちの排泄する糞などにより長期堆積してできたグアノと呼ばれる化石化したものが、強烈な匂いでもって迫ってくる。
ここで観れるものとして、ペンギンも挙げられるが、なんといってもSea Lionが見れることが印象的。その数も人生一生分見たと言ってもいいぐらいみることができた。
ペルーの日程はほぼ終了。最後にリマへ移動することとなった。