【W#65】チリ(1)〜トーレス・デル・パイネ国立公園
2014年12月6日。アルゼンチンからチリへ国境越えを果たし(詳細は「【旅コラムVol.64】アルゼンチン(4)〜国境越え」参照)、トーレス・デル・パイネ(Torres del Paine)国立公園に向かった。
本来ならば一泊して二日で回る予定が、残念ながらルフトハンザ航空のストにより一日短縮してみることになった。
7時半にホテルにバスが迎えに来て、国境越えを果たした後、国立公園のゲートに到着したのは午前10時頃。トーレス・デル・パイネ国立公園の入場券代(35米ドル)を支払った。
トーレスは「塔」。山には特徴的な3本の塔のような形をした岩山からパイネの塔と名づけられたとのこと。1959年にオープン、現在では年間150,000人訪れ、過半数が外国人で占める。気候は夏(1月頃)でも気温が16度と涼しい。パタゴニアは全般的に風が強い日が多いらしく、訪れた日も風が強く吹いていた。
花崗岩(かこうがん、Granite)によってできた3本の塔は高さが2,850メートルにも及ぶ。眺めも素晴らしく自然の広大さを感じた。
なんといってもここの良さは湖と滝の美しさ。下記はペホ湖の眺め。真ん中にホテルがあり一泊250ドル近くで宿泊が可能とのこと。
また今回みた3つの滝のうち2つを紹介する。
川や湖の色が場所によって違うように見えるのは、見る側からすると本当に飽きさせない。
また動物が道を横切ることが多く、狐やGuanacoが通り過ぎることが多かった。
この公園では、化石が発見されることが多く、2014年に2億4500年前〜9,000万年前のイルカの祖先に当たるIchthyosaursの化石が見つかっている。
火事が多く、最近では2005年、2012年と2度大きな火事に見舞われたとのこと。そのためか、燃えた木の跡がところどころで見られた。
駆け足でトーレス・デル・パイネ国立公園について紹介した。自然の雄大さと何百万年かけて形成されてきた山々に畏敬の年を感じた。