【W#31】ベトナム(2)〜オートバイと食
ホーチミン市に来て一番驚いたのが、オートバイの数。日本の約1,200万台の2倍の約2,540万台がベトナムに走っているそうなので、人口当たり(約9,000万人)で考えても、その数は相当なもの(社会実情データ図録参照)。
道路のインフラがまだ不十分のため、車への販売規制がかかっているということもあるのだろうが、歩行するときにはこの圧倒的な量のオートバイと対面することになる。とはいうものの、相手は誘導運転してくれるので、同じペースで歩くことでうまく避けてくれる。
バイクを乗っている人でマスクをかぶっている人が多く、そのマスクも十人十色だった。ベトナムの一つのカルチャーといっていいかもしれない。喫茶店を含め店の周りにバイクが駐車している整然とした姿にも驚いたが、これは駐車代としてとっていて、駐車員が停めるからとのこと。10円〜20円ぐらいかかるらしい。
ホーチミン市滞在中に、スコールが定期的に降ったのだが、その場合も見事。カッパでカバーしたオートバイが通り過ぎるところをみることが出来た。
オートバイと並んで衝撃的だったのが、食。ホーチミンに限らずベトナムは恐らく、一番日本にあった料理を用意する国ではないかと思わせるぐらいの美味しさ。中国とフランスという二大料理大国の影響もあると思うのだが、味付けがマイルドで素材を活かすという気持ちが伝わってくる。
フォー(ベトナムのライスヌードル)は合計で4度ほどいただいたのだが、豚と牛の二種類の二つから選択することが出来る。いずれも違った美味しさがあり、味付けも自由にできるところがいい。
他にも水餃子やベトナム式のお好み焼きをいただいたのだが、もちろんこれらも期待通りの味わいであった。
ショッピングモールを廻っていて、食事の出来る場所の約半分は日本食で占められていたことを考えると、日本とベトナムはそもそも相性が合うのでしょうね。食事する目的だけでも、この国に戻ってきたい気分だ。ただ、唯一パクチーが受け入れることが出来るかどうか、、というのもあるような気がする。
ビールに関して一言。ベトナムでは酒税法がないため、100円前後で日本産のビールが飲める。どれだけ続くか分からないが、こういった情報は知っておくといいかもしれない。
最後に、少しタクシー事情について。タクシーについては要注意だとネット上をみると書かれていたが、思ったよりも安全で大きなお金を取られるという心配はなかった。空港からホテルまでだいたい12万〜15万ベトナムドン(約600円〜750円)と安価だし、最大でも20万ドン(約1,000円)。タクシー会社では、VINA SUN、MAI LINHタクシー等が知られ、私のホテルではVINA SUNが常に停まっていた(詳しくは、NAVERの「ホーチミン旅行・生活Tips〜タクシー編」参照)。道を教えれば、だいたい遠回りすることなく案内してくれ、悪い印象は持たなかった。
一回の食事がショッピングモールで300円〜400円で済むベトナム。いい印象を残しつつ、次のマレーシアに向かうこととなった。