【E#4】自分の名刺を作ってみて(1)〜名刺が自ずと語ってくれるように
私が、プライベートの名刺を作るようになったのは、2010年7月。人との出会いが加速的に増えた頃だった。当時、会社の名刺のみを使用していたが、そこにはプライベートの携帯番号、アドレス、自分のブログのURLやTwitterのアカウントが書いていない。それを一つ一つ説明していくことが面倒だった。このため2010年3月あたりから、いろいろな人のプライベートの名刺を見て自分のものを作ることにした。
興味深いのは、作ろうと思ったときに依頼できる人に出会えたこと。名刺に関しては、書道の石川先生にご協力を得ることができた。
そこで、まず名刺には自分の好きな漢字を入れることにした。石川先生にいくつか書いていただき、私自身でいいと思ったものを選択。連絡先とともに表に。
では裏はどうしよう?
ということで、マインドマップにしようというのがすぐに浮かんだ。Who am I?をまず真ん中に記入。その中心から、6-7項目のキーワード(diving, travel, job, booksなど)を決め、それらの補足情報を次の枝に書いた。
次にWho am I?だと、非常に漠然していてわかりにくい。ということで、何かシンボルみたいなものはないかなぁ?と思ってたら、書家の石川先生が花押の師範ということを思い出した。茶人、戦国武将、そして国会議員などが使うサインとして有名な花押。あ、ちょうどいい。これを真ん中に入れよう。ということで、最初の名刺は昨年の7月に完成(下図)。
嬉しいことに、この名刺は好評で200枚は、6ヶ月で配布してしまった。さらに、今年の2月に入ってから、「道」ではなく「遊」にし(実は、この二つのどっちにするのか迷っていたというのもある)若干マインドマップに変更を加え、現在下記のものを使っている。
名刺はいわば、自分の一番最初の窓口になってくれるものだ。この名刺のおかげで相手が自分の名刺をみて語るので、自己紹介が不要となった。また、必ず何らかの形で印象に残ってくれるので、プライベートの名刺は作ってよかったと思っている。
自分自身を語るためのツールとしての名刺。これからも、自分の変化に応じて少しずつ変えていきたい(例えば、今まで先生に書いてもらった文字を自分で書く、又はもっとシンプルにする)と思っているし、逆にいえばどう自分がかわっていくのか?名刺を通じてみていければと思っている。