【J#100】鶴岡八幡宮・建長寺・円覚寺を訪れて〜庭園、坂村真民さん+なると屋+典座
Table of Contents
はじめに
東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・睡眠・マインドの脳活(脳科学活用)講座を提供している大塚英文です。
2024年3月の最後の週末。3月30日(土)スケジュールが空いていたので、鎌倉へ。最高気温が24度、快晴という、3月にしては暑いが快適な条件下、鶴岡八幡宮、建長寺、円覚寺へ行くことができた。せっかくなので、ブログにまとめたい。
なると屋+典座で昼食をとる
昼頃に、鎌倉駅に到着。いつもの「季節料理・なると屋+典座(なるとやプラスてんぞ)」で昼食。鎌倉駅から小町通りから入って、少し歩いた先のビルの2階にある料理屋さんは精進料理をメインに提供しており、私は何度か訪れたことがある。
今回は、土日に訪れたので、観光客でごった返していた。そこで、並ぶこと40分。4組を待って、中に入ることができた。メニューが3択で選びやすく、野菜を使った料理が中心でヘルシー。以前よりも値段が上がっているような印象だったが、最近の物価高の影響があるのでしょう。
個人的には「3月のごはん」一択なので、席についてすぐに注文。料理が出ると、一つ一つ味わうようにゆっくりといただきましたが、食材がいいのか、すぐにお腹がいっぱいになり、神社巡りをしていく上で、英気を養うことができたと思う。
ちなみに「江ノ島・鎌倉ナビ」によると、店主のイチカワヨウスケさんは、調理師学校を卒業後、京都の料亭で3年修行。鎌倉のカフェ勤務を経験したのちに、2004年、小野通りに「なると屋+典座」をオープン。
同じ場所で営業していた飲食店の屋号「なると屋」と、もともと考えていた名前、典座(てんぞ)、意味は、禅寺で料理を担当する役職の一つを加えたらしい。2024年でめでたく20周年を迎えるらしい。何度か訪れているが、本当に美味しい。ぜひ鎌倉に来る機会があったら、皆さんにお勧めしたい。
そして、イチカワヨウスケさんは「野菜だし・野菜のうまみは「だし」になる」も出しているので、ご興味のある方は手に取ってみてください。
鶴岡八幡宮〜裏参道を散策
次に向かったのが、鶴岡八幡宮。鎌倉といえば、鶴岡八幡宮。現在地に移ったのは、鎌倉幕府の初代・征夷大将軍の源頼朝公。鎌倉の発展と妻・北条政子の安全祈願を込めて、最終的に1180年に建立されたそうだ。「鎌倉武士の守護神」として親しまれており、江戸幕府の歴代将軍たちの修復等により、現代に至るとのこと。
鶴岡八幡宮のご祭神は、「応神天皇」「神功皇后」「比売神」の3柱。これらの神様がまとまって「八幡神」となり、勝負事、仕事運、安産、金運などの神様として信仰されている。ちなみに、鶴岡八幡宮は、神社の初詣参拝ランキングでTOP5に入る人気スポットだ。
鶴岡八幡宮の面白さは、階段を登って参拝した後。裏通りに降りてきた時の雰囲気が好きで、ここはパワースポットだな、と感じる瞬間がある。今回も、裏から降りて裏参道を通ったが、卒業式のシーズン。袴で卒業証書を抱えながら、写真を撮っている人が裏参道にいた。
建長寺〜庭園に見惚れて
鶴岡八幡宮の参拝を終えた後、高徳院の大仏を見ようと移動したが、直感で、北鎌倉方面の建長寺と円覚寺へ行ったほうがいいのではないかと感じ、方向転換。禅寺の庭園を見たいのと、鎌倉仏教の雰囲気を感じたという気持ちになり、妻と共に、建長寺に向かって、登り坂の道を歩き始めた。
歩いて30分程度で、建長寺に到着。サザンオールスターズの桑田佳祐さんの出身校は、建長寺が運営している鎌倉学園。建長寺はそこに隣接している。
建長寺は、1253年に鎌倉幕府の5代執権の北条時頼の時に創建された日本で最初期の禅寺(臨済宗建長派の大本山)。初代住職は中国のお坊さんが招かれて、宋時代の禅がそのまま実践されているお寺として知られている。実際に伺ったときは、方丈(龍王殿)で坐禅のクラスが開催されていた。
建長寺の方丈に行くと奥には、庭園が。自然に囲まれた庭園で席に座ってゆっくりとリラックスしながら時間を過ごすことができた。
円覚寺〜坂村真民さんの詩との出会い
建長寺から10分程度移動すると、北鎌倉駅に隣接する円覚寺に到着した。午後4時頃の到着だったので、散策時間はわずかに30分。取り急ぎ庭園に向かおうと思い、方丈へ。驚いたのは、庭園に行く前に出会った詩人・坂村真民さんの直筆の「念ずれば花ひらく」の展示だった。
実は、円覚寺の横田南嶺管長は、真民さんの大ファン。南嶺管長は、坂村真民さんの全集をすべて読んでいるだけではなく、四国にある「坂村真民記念館」でも、南嶺管長の書いた書が掲げられているらしい。まさかここで、真民さんの詩と出会うとは思わなかったのでびっくりだった。
こちらの庭園も素晴らしく、特に水の音が響き渡っているのが良かった。
最後に、北鎌倉駅から帰途へ。当初は人混みの中での移動だったが、途中から人も少なくなり、自然に囲まれた素晴らしい遠足気分の旅になり、楽しく充実した1日になった。
まとめ
今回は、日帰りで、鶴岡八幡宮、建長寺、円覚寺へ行くことができたのでご紹介させていただいた。
少しでもこの投稿が役立つことを願っています。