【W#23】タイ(2)〜アユタヤ観光
バンコクに到着してから3日目(2014年9月14日)、日本人観光客がよく行くと言われているアユタヤへ向かった。バンコクから1時間(約70km)。アユタヤ王朝が栄えた1351年〜1767年の合計400年、バンコクへ移る前、首都であり続けた。
アユタヤは交通の要所として中国、インド、ヨーロッパ方面を結ぶ中間の位置であったため交易で富を得た。日本とも接点があり、日本村もアユタヤ内にある。富をもとに、中国やヨーロッパの文化を取り入れ、独自の文化を開花させたらしい。
最初に訪れたのが、バーンパイン宮殿(Bang-Pa In Palace)。ここには中国や西洋の建築がみられる。17世紀にプラーサートトーン王によって作られた。ヨーロッパや中国との交流を積極的におこなってきたためか、諸外国の影響を受けた建物が多数見受けられた。
タイは、植民地化を免れた数少ない国の一つ。そのタイでこういった西洋の歴史ある建物をみれるのは驚いた。ガイドによると、タイの人に西洋の建物について教育的意味が込められているとのこと。それにしても、景色が本当に美しかった。
次に訪れたのが、アユタヤ遺跡。カンボジアのアンコールワットを彷彿させるような遺跡で、アユタヤ王朝時代に作られたんだそう。アンコールワット同様、世界遺産に指定されている。最初に伺ったワット・マハータートと呼ばれるこの遺跡群には、木の枝の中に仏頭という不思議な像まである。
また次のワット・ローカヤスターラームには、横になっている仏像があるのだが、これも相当巨大なものであった。
アユタヤの旅は行きはバスで、帰りは2時間半かけて船で移動した。帰りはゆっくりとタイの街の移り変わりを船上でみたのだが、近代の建物や歴史的な建物がある一方で、昔からの生活を営む人たちもみられた。
なお、船上中に王宮もみれた。
タイへの旅行を通じて印象的だったのは、食事が良かったこと。船上でいただいたビュッフェは一つの例だが、果物、野菜、調理を含め味が非常にシンプルなので食べやすかった。
駆け足の3泊4日の旅。また是非タイには戻ってきて食事や歴史、特にタイ古式マッサージについて学んでみたいと思っている。