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【N#187】安心安全と自己信頼〜どのように築くか?〜コンフォート、サバイバル、自己満足ゾーンとの関係

はじめに

東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・睡眠・マインドの脳活(脳科学活用)講座を提供している大塚英文です。

ロルフィング・セッションでは、ボディワークのセッション以外に脳科学に基づいたコーチングも合わせて提供している。身体(ボディ)と心(脳、思い込み)は繋がっており、お互いに影響を及ぼし合っているためだ。

意外と思うかもしれないが、価値観の再確認と「思い込み」に気づくと、身体(筋膜)が整い、心理的トラウマが解消する方向へと進むケースがある。「思い込み」に気づくためには、信頼関係や、安心・安全な環境が重要になる。

コンフォート、サバイバル、自己満足の3つのゾーンとは?

私が注目しているのが、コンフォートゾーン(Comfort Zone)、サバイバルゾーン(Survival Zone)と自己満足ゾーン(Complacency Zone)だ。この3つのキーワードを下に、どのようにして安心・安全な場を築き、信頼関係を築いたらいいのか?まとめていきたい。

参考になる考え方は、クリステン・バトラーの「COMFORT ZONE 「居心地のいい場所」でこそ成功できる」だ。私が考えていた、コンフォートゾーンをうまくまとめてくれている一冊で参考になる箇所が多いので、ご興味のある方は、ぜひチェックくださいね!

各々のゾーンの定義から説明し、それぞれどのような関係になっているのか、まとめていきたい。

コンフォートゾーン

コンフォートゾーン(Comfort Zone)は、心理的安全性と安定感を感じながら、自分の能力が発揮できるゾーン。身体のエネルギーを回復し、次の行動への準備に結びつく。

特徴は、安全で安心感があり、自信を持って行動する。創造性や集中力が発揮できる、自分らしく行動する等があり、自分の強みを発揮し、信頼できる仲間と協力できる状況を作り出すことができる。

サバイバルゾーン

サバイバルゾーン(Survival Zone)は、強いストレスや不安感の中、必死に乗り越えようとする状態にあるゾーン。闘争・逃走反応とも呼ばれ、心理的安全性が失われ、危機的な状況を現す。

特徴は、不安、恐怖による強いプレッシャー、短期的に危機に対処できたとしても、アドレナリンが出て、慢性ストレスがかかり、消耗する、成長や創造性が発揮できにくい等があり、パニック状態で仕事をする、自分のキャパを超えたことをすることが起きる。

自己満足ゾーン

自己満足ゾーンは、居心地が良すぎて挑戦や成長を避けているゾーン。現状維持にとどまり、新しいことに挑戦することを避けるため、停滞が生じる可能性がある。

特徴は、成長のための刺激がない、現状に満足し、長期的にはモティベーション低下、不満足感とのつながり、安心感があるため、新しいことに対する興味や意欲の減少等があり、自分の能力を伸ばす必要がない、おなじるルーティンを繰り返し、新しい挑戦を避けることが起きる。

では、この3つはどのように関係し合っているのか?次にまとめたい。

3つのゾーンの関係性〜基盤はコンフォートゾーン

3つの関係性を図で示すと下記のようになる。

普通の自己啓発本では「成長するためにはコンフォートゾーンから出る必要がある」と書いている場合が多いが、自分にとって居心地の良い環境を確保し、その中で成長する。コンフォートゾーンとは、心理的安全性と自己信頼を育む基盤となり、成長や成功を持続的に支える場所だと言える。

コンフォートゾーンとは「自分が安心して行動できる範囲」を示し、これを拡大していくことで、サバイバルゾーンや自己満足ゾーンへ対処がよりできるようになるのだ。

ロルフィングのセッションにお越しいただいている皆さんは、逆のケースが多い。というのも、サバイバルゾーンが基盤となって、コンフォートゾーンを確立しようと考えているからだ。実は、これは逆で、安心安全があって、サバイバルゾーンがある、と知っているだけでも、対処しやすい問題がたくさんある。

ボディワークのロルフィングや脳の「思い込み」には、コンフォートゾーンを強化するワークがいくつかある。筋膜を整えることもコンフォートゾーンへの意識が高まる。そして、思考の「思い込み」に気づくと、サバイバルゾーンに入っている原因が特定できるケースが多く、その場合でもコンフォートゾーンに入りやすくなる。

最終的に、コンフォートゾーンから一歩出て、サバイバルゾーンに入る際には、無理して飛び込むのではなく、コンフォートゾーンを基盤に適度ストレスなゾーンで挑戦を重ねていくこと。結果、サバイバルゾーンのストレスを乗り越えた後にコンフォートゾーンに戻れるという意識が大切になる。

逆に、サバイバルゾーンで過度なストレスによって身体への負担を増してしまうと、燃え尽きしてしまい、サバイバルゾーンから自己満足ゾーンへ。挑戦したくない、停滞したマインドになってしまうのだ。

まとめ

今回は、「思い込み」に気づくためには、信頼関係や、安心・安全な環境が重要になる点。そこには、コンフォートゾーン、サバイバルゾーン、自己満足ゾーンの3つに注目すると良いことについてまとめた。

無理をしてサバイバルゾーンに飛び込むのではなく、コンフォートゾーンを基盤に適度な挑戦を重ね、自己満足ゾーンに陥らないよう意識することというメッセージが伝わることを願いつつ、

この投稿が皆さんに役立つことを願っています。

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