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【E#259】「ワクワクとミッションが交わるところ」~人生からのメッセージを見つける方法~を拝聴して

はじめに

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッション脳科学から栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

2023年11月2日(木)、ちよだプラットフォームスクウェアにて、
Primary Club(プライマリークラブ)主催のイベント
「ワクワクとミッションが交わるところ」~人生からのメッセージを見つける方法~」に参加した(今回も会場だけではなく、ZOOMでも拝聴できる形になった)のでご報告させていただきます。

演者はサンマーク出版・チーフプロデューサーの斎藤りゅう哉さん(以下りゅう哉さん)。
プライマリークラブでりゅう哉さんがご登壇されるのが、今回で14回目になる(私の参加は今回で7回目)

編集者の目線で人生に必要な知恵をシェアする貴重な講演

過去に参加した、りゅう哉さんのご講演は下記のコラムにまとめているので、ご興味があったらチェックください。
「出逢いと気づき」~人生は何によって変わるか~を拝聴して」(2017年11月2日開催)
「人生の贈り物を受け取る方法」〜願うこととゆだねること〜を拝聴して」(2018年11月1日開催)
時代を創った著者たちから学ぶ「心がもたらす『現実創造』のプロセス」〜を拝聴して」(2019年11月7日開催)
「受け入れることで、見えてくる」〜次のステップへ行く為に〜を拝聴して」(2020年11月5日開催)
「味わうという生き方〜悔いのない人生を送るために」〜を拝聴して」(2021年11月4日開催)
【稲盛先生・追悼講演】「稲盛さんに教えてもらった、今いちばん大切にしたいこと」〜を拝聴して」(2022年11月10日開催)

毎回、りゅう哉さんがご自身の編集人生で出会った人たちと、本作りを行う過程で気づいたことを
1)ご自身の言葉で語ること
2)自己実現やスピリチュアルな内容を網羅していること
を大切に、編集者の目線で、人生に必要なことをコンパクトにまとめていただけるので、臨場感もあるし、ハッとさせられるし、気づきも多い。

毎回、年末になると、恒例になっているイベント。今回も様々なゲストがご登壇され、それも楽しみの一つになっている。

雑談から「生き方」の制作秘話へ

今回もホワイトボードを使用。

雑誌ムーに掲載された「幽体離脱」をマニュアルに従って行うも、失敗したこと、仙人になる方法等、ご自身の内向的な一面を持ったエピソードを紹介。サンマーク出版に入社するまでの経緯について紹介。

本づくりは楽しく、そのプロセスをパン作りに例え、売れる本が出来上がる醍醐味を、2004年に出版された、稲盛和夫さんの「生き方:人間として一番大切なこと」を通じてシェアした。この本は、10年で100万部を突破。昨年、稲盛さんが亡くなった後も、更に10万部と!売れ続けおり、中国では、稲盛和夫さんが亡くなった後、通算500万部に加え、更に100万部売れているそうだ。

運命から生まれた「生き方」〜事前に予感があった

りゅう哉さんご自身は、
「編集者として優秀であるというよりも「神様に呼ばれて使命感(calling)=運命」でもって、「生き方」という仕事に出会った」
と強調されていたのが印象的で、あたかも2004年に「生き方」という本が出ることが最初から決まっているかのような感じの出来事が、事前にあったという。

例えば、

一つ目は、1998年に詩人の坂村真民さんの詩集を編集していた際に、ベストオブベストを作ろうと決め、長野に当時編集長だった植木宣隆さんと一緒に2泊3日の合宿を敢行。真民さんの詩集全集を含め、段ボールを持ち込んで、読み込み、付箋を貼っていったそうだ。坂村真民さんの詩集3部作につながっていく。実際、「生き方」のプロローグの原稿を作る際に、稲盛さんの講演の原稿を大量にホテルに持ち込み、缶詰で行った合宿に活かされる形になる。

二つ目は、江本勝さんの「水は答えを知っている」を編集する際、女性のライターに原稿を依頼したのだが、妊娠が発覚。一から文章の作成をりゅう哉さんが行うことになり、1冊の本をまとめていくという貴重な経験を積むことになる。これが「生き方」の原稿を作る際に活かされたそうだ。

しかも「生き方」が世に出たタイミングも絶妙。2004年は、KDDIの名誉会長になり、稲盛さんが主宰する「盛和塾」で後進の指導にあたっていた時期で、その後になると、2012年、JALが破綻し、稲盛さんが再建にあたる頃になるので、難しかったかもしれないこと。そう考えてみると、本当に絶妙なタイミングで出たと考えることもできる。

これを、りゅう哉さんは、
「大きな流れ、自分の意思とは関係なく、ちょうどいいように神にピックアップされた感覚」
があったと表現していて、面白いと思った。

人生の全ては自分の心が映し出す〜「見えない世界」と「見える世界」

その後、話の流れは、心へ。「人生の全ては自分の心が映し出す」と稲盛さんの「心。〜人生を意のままにする力」に表現されているように、人生は心が決める。その心には、見えない世界と見える世界の2つがあること。そして、「目に見えない」=『人の心」が、「目にみえる」=『物や人生」を作り出す、とホワイトボードに書きながら、「目に見えない」世界と「目にみえる」世界の2つを紹介した。

そして、宇宙の心を紹介する際に、村上和雄さんと中村天風さんを紹介した。

筑波大学名誉教授の村上和雄先生は、血圧に関わるレニンの遺伝子を単離したことで、世界的に名を馳せた研究者として知られている(詳しくは「生命の暗号」を参照)。バリバリの理系の研究者だったにも関わらず、研究を進めていけばいくほど、この世の中は偶然では説明できない、何か偉大な存在=サムシング・グレートを考えなければ説明できない何かがあると。気づくようになったらしい。

中村天風さんは「運命を拓く」で、サムシング・グレートを「宇宙霊」と表現した。天風さんは、軍事探偵として日露戦争で大活躍したが、のちに結核にかかり、絶望の淵へ。世界中の一流の医師を探したが、見つからず、失意に帰国の途中で出会ったカリアッパに救われ、最終的に、心が全てで、自分の心が世界を作っているという結論に至り、結核も治癒していく。

このようなエピソードを紹介しながら「見えない世界」「見える世界」にはもう一つの側面
「見えない世界」=「宇宙の心」(宇宙霊、サムシング・グレート)
「見える世界」=「宇宙・自然」
を紹介した。

興味深いことに「人の心」が「宇宙の心」に大きな影響を及ぼすことができるという。

それを理解するには、宇宙には2つの力があるという理解が不可欠だという。つまり、運命と因果の法則の2つだ。一見、人生は「運命」によってほぼ決まっているように見えても、いいことをするといい方向に人生が回るという因果の法則がある。この二つが横糸と縦糸の関係にあり、稲盛さんによると、因果の法則が若干強いらしい。ということは、因果の法則を使っていくと、「人の心」によって「宇宙の心」に影響を与えることができるのだ。

更にいうと、人生には時々、宇宙から何らかのヒントが与えられており(「宇宙の心」が「人の心」に影響を及ぼす)、それによって、どのように人生を生きたらいいのか?ヒントを与えてくれることもある。それを、ナチスの強制収容所に収容されていたビクトール・フランクルは、人生は期待するものではなく、人生から我々はメッセージをどう受け取るのか?と表現している。

りゅう哉さんの講演は、このように話は進む、最後に、人生からメッセージを受け取る方法へ。

人生からメッセージを受け取る4つの方法

紹介していたのが、
1)ワクワクの源泉を探ること
2)心を浄化する
3)シンクロに委ねる
4)今を生きる
の4つの方法だった。

1)の今、選択して進んでいる人生が「ワクワク」なのか否かは、肉体を通じて翻訳された形で表現されると言ったのが、バシャール。りゅう哉さんは、情報の素材をバラバラにした上で、自分流に整理し、一つのパッケージとして本にすることに喜びを感じることを紹介したが、私も、ワクワクに従って生きたら、フリーでボディワークの世界と健康長寿のセミナーを開催するまでになったので、興味深かった。

2)の心を浄化するとは、自分の心は宇宙の心と繋がっているから、自分の心を綺麗にすることで、宇宙の心が見やすくなるという意味である。
例えば、
・言葉を変えること(愚痴を言わない(小林正観さん)、綺麗な言葉を使う、ホ・オポノポノ、ツイている(斎藤一人さん))
・利他の思いを育てる(他人のことを考えること(稲盛和夫さん))
・AWE体験をする(大自然に接する(岩崎一郎さんの「科学的に幸せになる脳磨き」参照))

3)のシンクロ(シンクロニシティ)は、ちょっとした偶然の出来事によって人生が変化するという意味だが、ホーリー・スピリットがいることを認識することで、運命が変わることや、会うべき人は必ず会えることを紹介していた。

4)の今を生きるは、理想は、未来や過去にあるのではなく今にあること、神道では、神代在今(理想の状態は今)と表現。この考えを大事にすることで、人生のメッセージを受け取ることができると紹介していた。

最後に、大山峻護さん夫妻、井垣利英さん、白岡三奈さん、千葉祥子さんがご登壇。りゅう哉さんの講演に対する感想を含め、それぞれの価値観のシェアがあってよかった。

まとめ

あっという間の1時間半。りゅう哉さんの幽体離脱の話から始まったが、いつの間にか話の流れに没頭してしまい、「人生のメッセージをどう受け取ったらいいのか?」あまり、自分で悩むのではなく、時々、流れに身を任せながら、自分がどういう方向をめざしていったらいいのか?考えることの大切さを学ぶことができた。

りゅう哉さんの講演会は毎回進化し続けているが、今回が、過去7回の中で一番面白かったです!
貴重な話をお聞かせいただきありがとうございました!!また、来年も伺います。

 

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