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【E#166】イベントを形にする際に大切な3つのこと〜価値観・集客・価格設定

2017年10月に入り秋らしい天気になってきた。久々にここ4ヶ月間に行ったイベントを通じて学んことを中心に振り返ってみたい。

開業2周年を迎え、ZEROも心機一転。2017年4月〜5月頃、新たな場所へ移転した(「開業2周年を迎えて(1)〜心機一転、新しい場所での活動開始」参照)。

ロルフィングのセッション提供とボディワーカー(ロルファー、ピラティスインストラクターを含む)へのサロン・レンタル以外に、新たな試みとして外部の講師を招いたセミナーと料理イベントを開催した。

外部講師を招いたセミナーの事例としては、
1)宇宙にゆだねて快適になろう(講師:名前非公表、17人参加)(「外部演者を招いたセミナーを開催:どのようにしてセミナーを形にするのか?」参照;6月24日開催)
2)宇宙にゆだねて人生を楽しもう(講師:渡辺まりあさん、20人参加)(「「宇宙にゆだねて人生を楽しもう」〜コラボイベントを開催して」参照;8月3日開催)
の2つ。

食事会・料理イベントの事例は、
1)カレーを食べる読書会(5月26日開催、6人参加)
2)渋谷晩ご飯の会・宇宙食堂(「「渋谷の発酵晩ごはん会〜宇宙食堂ひかり」をZEROで開催」参照;6月26日、7月24日、8月28日の3回開催、14人〜18人参加)
3)地粉道場(「地粉道場を開催して〜小麦粉から手打ちうどんとパンケーキを作る」参照、8月26日開催、3人参加)
4)瞑想の先生を招いた食事付きセミナー(「「空(くう)〜瞑想の本当の凄さをご存知でしょうか?」〜村上浩樹先生による講演会」参照、9月25日開催、8人参加)
5)秋の養生レシピ(「秋の養生レシピ〜漢方スタイリスト・養生薬膳料理アドバイザー・河村千影さんを招いたイベント」参照:9月30日開催、6人参加)
の5つ。

それぞれが特徴的なイベントであり、自分軸を整えるセミナー(本セミナーの取り組みについては「「パワーストーンとの付き合い方」セミナーを開催〜自分軸セミナーの一環として」参照)でも伝えているが共通して大切にしているのは以下の3つだ。
1)イベント・スタッフと演者とどのような形で、どのように打ち合わせを行うのか?
2)集客の対象の設定と集め方をどうするのか?
3)値段設定・予算をどう分配していくのか?

1番目のイベント・スタッフとの打ち合わせ。
スタッフと演者との間にコンセプトや価値観の方向性が定まっていること
が鍵となる。
例えば、
・どのようなお客さんを招きたいのか?
・どういった趣旨の内容で、何を伝えたのか?
・集客の際にどのような文章でご案内するのか?
等。メールでのやり取りよりも、対面で打ち合わせを行うことが理想。日程確保した後、2週間前までにある程度の道筋を決めることを重視した。
一番悩んだのは、どのようなお客さんを招くかだ。どうしても、集客に困ると手当たり次第、声をかける形を取ってしまう。そうなってしまうと、自分の価値観に合わない人を呼ぶことにつながり、集まった方に対して次回も来たいという気持ちを薄れさせてしまう。
そのためにも、少しでもスタッフとお客さん像の共通イメージ化を図ることが大事。そして、参加者ではなく主催者が参加者を選ぶという姿勢はブレないことも。そのために日頃からのコミュニケーションを重視することが求められる。

2番目の集客。お越しいただきたいお客さんに対して、口頭で演者と内容についてあらかじめ案内し、3〜5人を予め集客した上で、Facebook等で告知する。ある程度の人を確保してから行うことで参加意思を表明しやすくなる
期待値を上げるために、2〜3日ごとに演者の紹介、イベントの準備状況などを出席する人たちに告知する。期待値を上げることで、直前まで迷っているお客さんが結果的に参加表明しやすい形へとつなげていく

3番目の価格設定と予算。合計でいくらの予算になるのか?会場の広さから算出して価格を設定することになる。
肝心なのは、
スタッフのボランティア化をなくし、インセンティブ(お金)が出るような仕組みを作ることだ。
中には、単価が高すぎて安くしなければ集客が集まらない。値段を下げてまでもイベントを開催すべきだという声も出てくるが、それに従うと、イベント当日にスタッフとして動いた人をお金以外の形で報いる必要が出てくる。
私の場合、スタッフへの感謝はお金を通じて行うものと考えている(私はこれを「ありがとう」の循環と呼んでいる。詳細は「経済とは「ありがとう」を循環させること〜お金をどうみるのか?」参照)ので、
極力スタッフに対して、
「どのような予算配分になっているのか?」
表計算ソフトのExcelを通じて説明するようにしている。結果、単価の値上げについてはほとんど異論が出てこなかった。
最終的に、講演会イベントの単価は3,500円〜4,000円、料理イベントの単価は5,000円で設定。
集客もほぼうまくいき、十分に予算内に収まることができたと自負している。

人は
「製品が良い」=「イベントや演者が素晴らしい」。だからこそ「売れる」=「集客できる」のは当たり前だ!
と考えがち。
私の場合には、
それ以上に
「製品を売れるような形にするためにどのような仕組みを作るのか?」
といった形にすることを重視してきた。

何と言っても、一人一人異なるお客さんに対してコミュニケーションが必要だし、一人でできることには限界がある。遠回りになると思うが、一人一人に製品やイベントの素晴らしさを説明し、地道にコツコツと積み重ねていくこと以外に近道はない。
そして、人というのは、価値観が合うとは限らない。
一方で、地道というのは目立たないし、人は評価をなかなかしてくれない部分。そうはいうものの、それこそ王道だし、イベントを形にしていく醍醐味はそこにあるのではないかと思う。
個人事業主として2年4ヶ月。これからも様々なイベントを開催していくと思うが、自分が何のために、活動しているのか?どういった人を呼びたいのか?そういった観点を大切に企画を進めていきたい。

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