【E#89】開業1周年を迎えて(2)〜今目の前のことを大事にすること
2016年6月にセッション・ルームZEROをオープンしてから1周年を迎えることになる。
前回、多くの方にお越しいただいているというのもあり、予約をどのように調整するのか?という点でスケジュールの確保がだんだんと難しくなっているということや自分の時間の確保の難しさについて触れた(「1周年を迎えて(1)〜自分の時間と「売れる仕組み実践会」参照)。
2015年5月22日の夜。2016年8月から開催予定のドイツ・ミュンヘンのロルフィング・トレーニングへ参加希望するベルリン在住の知人にEuropean Rolfing Association(ERA)が提供するトレーニングの内容についてシェアした。
2014 年6月14日に初めてERAにコンタクトを取ったこと。1週間以内に解剖学の課題とロルフィングの受けた感想についてエッセイで書いて欲しいこと等の課題をSTARBUCKS COFFEEにこもり必死に英語で書き上げて、6月27日に無事提出したこと。7月1日にはERA審査委員会で入学許可が得られた。等を紹介。
2014年8月からのPhase I、Phase II、Phase IIIの合計78日(約700時間、最終日の模様については「Training Phase III〜最終面談と認定」参照)。その間、レポートも提出し(「Mid term paperと高山病」参照)、世界一周中にパソコンに向き合いながら、作業を進めていったことも紹介した。
2015年4月に帰国後、2015年6月までは国内旅行とスリランカを挟んだのちに、開業(「日本での準備状況:場所の確保」参照)。ロルフィングの活動を開始した。
知人に一番お伝えしたかったことは、
「ロルフィングの資格の後どうするのか?」
だ。
私もそうだったが、資格をとると、よりスキルを身につけたくなる。そのため職人のスキルを磨くために、様々なセミナーに参加するようになる。Phase IIのGiovanni先生がトレーニング中に
「最初の一年は極力、学んだことを消化するように・・・」
と言っていたにもかかわらずだ。
それが表れているのか、2016年6月に開業後、2016年7月と9月にチネイザン(「Level 1トレーニング(1)」参照)、2016年10月〜12月にソースポイント(「SPT Module 1 Training(1)〜初日」参照)とIMAC(「IMAC(1)〜イントロ編」参照)のトレーニングを受けていたことになる。
そして、当初、当初職人スキルを磨きながら、セッション数を増やしていこうと考えていた。
結局は好奇心でそのようになってしまうのだが、2016年1月に売れる仕組み実践会を主宰する宮城真吾さんの名刺セミナーに参加することによってその考えが一変した(「フェイスブック投稿の仕方についてのセミナーに参加して」参照)。
つまり
ビジネス力(経営力、設計力)、売れる力(集める力、売る力、稼ぐ力)、経費(職人スキル)の3つのスキルが求められることに触れ、職人のスキルのみで個人事業を開始するため、職人スキルとは違った能力が求められる集客において壁となるという。
ことを知ることになる。
ビジネススキルに目を向け、今のスキルでも高品質だ。ということを信じて、2016年1月から現在までに極力セッション・ルームZEROに滞在する時間を長くして、セッションの時間を取り集中することを大事にするようになった。
- 一人一人のお客さんと向き合うこと。
- 今起きていることに目を向けること。
といった地道な作業を繰り返すことによって、今まで予想した以上のお客さんにお越しいただくことができるようになったと思う。
もちろん、その間「お客様の声」も順調に増えてきて、25名の10回セッション卒業生のうち、12名分を集められたというのも大きいかもしれない。
そして、それ以上に、セッション・ルームでの活動を中心にFacebookでの投稿を大事にして、「いいね!」の数よりも、自分の伝えたいことは何か?といった点に専念したというのが功を奏したようだ。
こう考えると、Giovanni先生が言ったことが正しいということがよくわかる。結局、知人には、職人スキルよりも、経験の数を増やすことに専念した方がいいというアドバイスで最後は終えた。
さて、
2016年6月からは値上げを実施する。値上げという、今までの積み重ねてきたものにさらなるチャレンジが待ち受けているが、果たしてどうなることやら。セッション・ルームの部屋も一つ増えて、よりセッションを受けやすい体制が整いつつある。これからも、セッションを大事に、スキルを磨ければと思う。