【W#64】アルゼンチン(4)〜国境越え
今年ドイツに滞在した約3ヶ月の間に電車(ドイツ→オーストリア→ハンガリー)、バス(ドイツ→チェコ)、飛行機(ドイツ→ポーランド)の3種類の交通手段で国境を越えてきた。いずれもパスポートの提示を求められるのは最小限で、入国カードへの記入やパスポートのスタンプも不要だった。言語圏が変わるのに国境をまるで意識することなく外国の旅を楽しめるというのはシェンゲン協定国内という制限がつくにしてもすごいと思う。
今回、南米では陸路で国境を越える機会が多くなりそうだが、早速、2014年12月6日にアルゼンチンからチリへの国境越えを実現した。次回のブログで触れる予定だが、チリのトーレス・デル・パイネ国立公園に行くためだ。トーレス・デル・パイネ国立公園は、エル・カラファテから3時間近くかかる、さらに南端にあり自然が豊かだ。国境を越えるために4×4のバスを使っていくことになった。
4×4のバスしか通れない道を経て、国境付近に。アルゼンチンとチリの国境は辺鄙な印象だった。
普段ならば国境審査(アルゼンチン側)の写真を撮らないが、たまたまiPhoneで撮ることができたので一枚紹介する。
ここでパスポートにアルゼンチン出国のスタンプが押され、めでたく出国となった。砂利道を進むとすぐにBIENVENIDO A CHILEの国境サインが(バスの中で撮ったので多少みにくいが)
さらに10分程度砂利道をバスで進むとチリ側の国境が見えてきた。
ここで2枚の入国カード、カスタム(荷物についての質問票)カードの記入が必要で、荷物も全てX線でチェックされた。最終的に入国スタンプが押された。ここまで出入国審査に費やした時間は1時間。グループツアーであったためにこれまでかかった。興味深いのは、ブラジルを除いて南米はスペイン語圏であるにもかかわらずこのような厳重な国境審査があるということ。国境についての意識はヨーロッパとは違う事を感じた。
今後、アルゼンチンからボリビア、チリ、ペルーと3カ国の国境越えを予定にしている。どのような形で進むのか?楽しみにしている。
では、次にトーレス・デル・パイネ国立公園について触れたい。