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【B#12】2011年ベスト10~感性を言葉にする本を中心に

2011年は、例年通りテーマを決めて前半はモダンアート、後半は建築を中心に読んだ(それぞれのベスト5はすでにブログに書いた)。それ以外も友人の推奨本、知人が出版した本や読書会の課題本までを含めると、今年はだいぶ読んだと思う。今回は、年間でよかった本のベスト10を紹介したい。
1) 内藤廣と若者たち―人生をめぐる一八の対話 東京大学景観研究室著
2)走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹著
3)前に進む力 ダグラス・パーヴァイアンス著
4)感動が共感に変わる 中村伸一著
5)若き芸術家たちへ – ねがいは「普通」 安野 光雅、佐藤 忠良著 
6)美の旅人(1)~(6) 伊集院静著
7)歴史とは何か 岡田英弘著
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8)貝と羊の中国人 加藤徹著
9)渋沢栄一(上)(下) 鹿島茂著
10)占領を背負った男(上)(下) 北康利著
今年は、「感性を言葉にした本」に出会った一年だった。建築家の内藤廣氏、作家の村上春樹氏、ジャズミュージシャンのパーヴァイアンス氏、世界探検隊隊長の中村隊長、彫刻家の佐藤氏、そして作詞家の伊集院氏はそれぞれの分野で感じた感性をそれぞれの本で言葉にし、心を動かす体験をする大切さを表現している。それぞれの本はすばらしく、どれも自信を持って薦めることができる。

また、歴史の見方というのは一つではなく、地域によって(ヨーロッパ、中国、インド、日本)違うことを教えていただいた岡田氏、中国の文化を漢字から説いた加藤氏の本も非常に面白かった。そして歴史上の人物、渋沢栄一氏と白洲次郎氏の伝記も、一人の人生を最初から最後まで追っていくという楽しさを体験させてくれた。
来年は、どういった本に出会い、年末どういった本を紹介することになるのだろうか?本当に楽しみ。

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