【E#5】キャリアを考える際~そこでしか学べないことを大切にする
キャリアについては、今勤めている会社が「自分に合わないのではないか?」と考えるときに一番考えるのではないだろうか?
私の場合には社会人になってから今回の転職した会社は5社目。全くもって、今の年齢(40歳)にもかかわらずよく、今の転職先が見つかったと自分でもびっくりしている。
私は、うまくキャリアを歩んでいると信じているがなぜそれができたのか?それは、開き直ったということを以前、前のブログで書いたが、それ以外に思い当たることがある。
それは、今の仕事について期限を区切ること。例えば、2年ならば2年と。そして、その期限内に何を学ぶことができるのか徹底的に考えたこと。
具体的には、将来役立つかどうかについては考えずに
「今の環境でしか学べないものは何か?」
「そして、それは自分にとって新しい道具(見方を与えてくれるもの)となりうるのか?」
の二つをよく考えるようになったことが大きい。
例えば、研究室時代、いい論文を出すためにどのような努力をしているのだろうか?なぜ、手法は同じなのに、ここだけ優れた成果が出るのか?というのを徹底的に考えた結果、そこでしか学べない科学の見方が学べたと思う。
また、もうひとつ。前に勤めていた製薬会社では、よく先生にアドバイスを聞く会合を企画していた。その方法が全く分からなかったのだが、ここでしか学べない方法を是非マスターしよう!と考え、運営法を含めてマスターすることができた。
その二つの能力が、今の会社で企画を立てる上で非常に役立っている。
世の中、何が必要なのか予想するのは困難。それよりも今置かれる環境について何が学べることができるのか?よく考え、それを次に生かすということを考えれば自ずと先が見えるのではないか?そう考えると、全ての出来事には何らかの意味があるのでしょうね。