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【Y#33】スワミ・アヌバヴァナンダ先生のリトリートin福井(2)

昨日(2015年9月16日)に続いて、リトリートの模様について紹介したい(【YogaコラムVol.18】参照)。
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2日目の座学では、行動を起こすときにどのような姿勢で行えばいいのか?というところが印象に残った。

  1. 学んだことを人に与えるとき、熱意により相手に害を与え、相手のMINDをみだず可能性がある。「カルマ=行動をとること」には、行動(ACTION)と行う人(DO-ER)の2つの側面がある。「行う人」という意識がある限り、MINDに振り回される。その感覚を捨てて、世界に対する貢献する機会と思って行うこと。そのことで、MINDは、義務(DUTY)から貢献(DEVOTION)に変わっていき、成功・失敗で物事を捉えなくなる。
  2. 世界が自分のために何かを行うということを考えるのではなく、自分が世界のためにどうしたらいいのか?で考えること。私個人としてどのような形で世界から学ぶことができるのか?を出発点とすると、他人の評価、満足させることといった見方から自由になる。そのことから、MINDが乱れることがなく、「教えることよりも学ぶこと」という姿勢で物事を見るようになる。

座学の合間にプラーナーヤーマやクラシカル・ハタ・ヨーガ(伝統的な方法で伝えられているハタ・ヨーガ)の実践方法についてChandra Yoga & Wellness齋藤素子さんから学ぶことができた。プラーナーヤーマの実践については、連続講座を受けることに書くことにして、今回はクラシカルなハタ・ヨーガについて書きたい。
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興味深いのは、アシュタンガ・ヴィンヤーサ式のヨガとの違いだ。伝統的なハタ・ヨーガの特徴を自分の言葉で整理すると

  1. アーサナは安定した快適なポーズをとることを目指すべきで無理しないこと。アーサナがうまくうまく取れているかどうかは、呼吸が教えてくれる。
  2. 呼吸は観察の対象のため、コントロールするのではなく自然呼吸でアーサナをとる。
  3. 目を開いてポーズをとると、気が散るので(バランスポーズを除いて)目は閉じて行う。
  4. ポーズの間にリラックス系のポーズ(例、仰向け:シャバーサナ)を挟むことで、緊張→弛緩を交互に行う。
  5. 前屈・後屈・側屈・回旋の6方向のポーズをとることで身体の軸(主は背骨)を意識することに目を向ける。ガイドも軸をどう意識するのかに主眼が置かれた。
  6. アーサナの動きは呼吸に合わせる必要はないが、ゆっくりと行う。

等。アシュタンガ・ヴィンヤーサ・ヨガのようにバンダ、視線、呼吸のコントロールについて強調されていることがなかったのが面白いと思ったが(アシュタンガ・ヴィンヤーサ・ヨガについては、【YogaコラムVol.13】参照)、太陽の礼拝やポーズ間をつなげるというものではなく、どのようにして身体の軸を意識して行うのか?に力点が置かれていることに新鮮味があった(重力とスペースの意識との関連で軸を紹介、詳細は【RolfingコラムVol.36】参照)。
Under the Light Yoga Schoolで、ヨガのティーチャー・トレーニングを過去に受講した際に、ハタ・ヨーガについて学んだ。その時、現代的なヨガ(アシュタンガ・ヴィンヤーサ・ヨガ、アイアンガー・ヨガ、クリパル・ヨガ、陰ヨガ、リストラティブ・ヨガ)を学ぶことが多かったので、伝統的にインドで続いている歴史あるハタ・ヨーガを知ったのが今回が実質上初。
実際、身体の軸を意識するということはロルフィングでも大切にしている考え方。ひょっとしたら、ロルフィングとの接点は意外と、クラシカル・ハタ・ヨーガに隠されているのかもしれない。ヨガについて、ここ最近トレーニングを受けていないが、もう少しクラシカル・ハタ・ヨーガについて

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