【B#104】第26回・読書会の開催の報告〜どのように本を選び、運営しているのか?
こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。
2021年2月12日(金)、午後7時半から、第26回・読書会を開催。
2020年12月から、本田健さんのオンラインサロンに参加。
1)作家・本田健さんはどのようにして誕生したのか?
2)言葉一つ一つがなぜ、これほどまでに影響力があるのか?
3)どのようにオンラインサロンは運営されているのか?
を含め、知りたいことが盛りだくさんだ。
本田健さんが活動を開始する前から運営側に入っている方から、健さんの人間関係や組織運営の秘訣は「ユダヤ人・大富豪の教えIII〜人間関係を築く8つのレッスン」にあるよ!と伺っていた。
健さんのスタッフメンバーに口伝で伝えられた人間関係の内容が「ユダヤ人・大富豪の教えIII〜人間関係を築く8つのレッスン」だ。
私も、この本をご紹介いただき、kindleで入手。すぐに読んだ。
人間関係には独特な心理学が働くことを、カナダ人セラピストのクリストファー・ムーン氏が開発した人間関係のチャート(4つのマトリックス)のワークを物語風に紹介している。
前提になるのは
「人間が感情の動物である限り、人間関係には力学が働く」
ということ。
力学を「自立」「依存」「ネガティブ」「ポジティブ」に分けて考え、
ネガティブ・自立、ポジティブ・自立、ネガティブ・依存、ポジティブ・依存
の4つのタイプ=マトリックス
で考える。
すごいと思うのは、必ず相手との関係によって、自分の位置が決まるということだ。
例えば、
相手が「ネガティブ・自立」だと、バランスを取ろうとして私は「ポジティブ・依存」になり、
相手が「ネガティブ・依存」だと、私は「ポジティブ・自立」になる。
「相手がどの位置に立っているのか?」
によって人間関係の中での自分の立ち位置がわかり、これが無意識で行われているのが興味深い。
特性を知った上で、それぞれが「いい」「悪い」と考えるのではなく、お互いのことを理解した上で、如何にして、真ん中(中庸=センター)を探していくのか?
というのが本の大筋の内容。
この本の面白さは、中庸のノウハウについて書かれていないことだ。なぜならば、これって万人に当てはまる方法はなく、一人一人が独自の方法で見つけていくからだと思うが、果たしてそうなのか?
中庸について、皆さんはどのように考えているのか?
今回の読書会では、参加者6名とともに、
1)中庸とは何か?
2)人間関係マトリックスでどの位置に自分がいるのか?
を含め、各々の体験をシェアしながら、進めた。
読書会のやり方としては、
1)1章ずつ丁寧に読み、それぞれがどのように解釈したのか?何かわからなかったことを含めシェアしていく
2)自分の体験をシェアし、本とどのように結びついて考えていったらいいのか?
の2つのパターンがあると思う。
これに対し、正解・不正解というのはなく、どれも素晴らしいアプローチだと考えている。
なぜ、私は2)の方法をとっているかというと、一人の体験のシェアをみんなで深堀りしていく方法の方が、本の理解が深まると考えているからだ。
そして、参加者を6〜8名以内に絞り込み、一人一人に発言する機会を与えることで、自分の考えがより磨かれていく。
過去に読書会を26回開催しているが、自分と価値観の似た人たちを引き寄せる際に、素晴らしい会ではないかと思う。
次回は、坂村真民さんの「詩集・二度とない人生だから」を取り上げる予定だ。