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【W#114】世界一周から学ぶ(9)〜今を生きること

2014年7月30日から旅を開始してから7ヶ月が過ぎた。その間、19カ国(米国、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、英国、ドイツ、ポーランド、ハンガリー、オーストリア、チェコ、トルコ、マレーシア、ベトナム、カンボジア、タイ、フィリピン、中国、モンゴル)を訪れ、現在のミュンヘン滞在中に更に6カ国(ギリシア、ベルギー、スペイン、モロッコ、ポルトガル、ルクセンブルグ)へ行くことを計画中だ。
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本コラムでは旅で体感したことを書き続け、115回目を迎えた。誰だったか忘れたが、「旅の距離に比例して感性が磨かれる」という言葉に出会ったことがある。今までのところ、その言葉に匹敵するような素晴らしい体験ができていると思う。
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「今まで旅をしてきて、どこが一番良かったのか?」
とよく聞かれる。この質問に対して答えるのは非常に難しい。なぜならば、どの国もそれなりに魅力的だったからだ。例えば、クスコ、マチュピチュ、ウユニ塩湖、パタゴニア、ノイシュヴァインシュタイン城、クラクフ、プラハ、イスタンブール、カッパドキア、アンコールワット等、少なくとも印象に残るだけでもこれだけ挙げることができる。
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一つ良かった点は、各国を知ることで日本を客観的に(日本の良さ・悪さを含め)見ることができるようになったこと。日本国籍のパスポートを保有するメリットを十分に活かし、VISAの取得がほぼ不要でこれらの国々へ行けるのは本当に恵まれていると思う。
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旅を開始してから4ヶ月後、今後仕事をしていく際に、

  1. 身体の健康が第一であること
  2. 万国共通なこととして周囲から信頼を得ることが大切

の2つの土台の重要性に気づいたことを述べた(【旅コラムVol.44】参照)。
その後、南米(チリ、アルゼンチン、ペルー、ボリビア)を42日間旅をした。ペルーのプーノでは物々交換や湖で漁業を営むことで自給自足をおこなっている人たち、ペルーやボリビアの飲食店で1時間〜1時間半待たされてようやく食事が出てくることが何度もあったこと、南米諸国では、(日欧に比べて)トイレの衛生面で良くなかったことや午後2時〜午後4時にシエスタで、店が開いていないこともあったこと、ボリビアでは、道路が未整備のため、どの方向に進んでいったらいいのか?見当もつかなかったこと、等(【旅コラムVol.102】で触れた)。
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また最も強烈だったのは、アルゼンチンでの通貨の信用度が地に落ちていることを知ったこと。貨幣の価値がなくなったときに国はどうなるのか?仕事はどうなるのか?日本はアルゼンチンと同様に債務を抱えているわけで、将来日本円の価値が暴落する可能性だってある。アルゼンチンの滞在期間中は、お金の価値・仕事について深く考えるきっかけを与えてくれた(アルゼンチンの通貨問題については、【旅コラムVol.68】【旅コラムVol.70】で触れた)。
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このように南米への旅のエピソードを振り返ると、日欧米とは対照的に、最小限のモノを所有しても楽しむ南米の姿を垣間見ることができたと思う。日米欧とは違った価値観に身を置いた経験から言えることは、
人生は生きていればいろいろな体験をすると思うが、何とでもなる。人生は限られている。今、目の前の体験を大事に、やりたいと思うことをすること
に尽きる。
もちろん、そのためには「信頼を得ること」「身体が健康であること」の2つの土台は重要であることは変わっていない。
2105年1月17日に44歳になった。2014年6月1日からサバティカル休暇に入っているが、2015年は再スタートを切る年にしたいと考えている。
最近、糸井重里氏と出口治明氏との対談で出口氏の言葉に「50歳は、何でもできる」という記事が目にとまった(「「ゼロになる40代」から「何でもできる50代」へ」参照。
なぜ「50歳は、何でもできる」のか?出口氏は、

自分の足で歩きはじめるのが「20歳」である、そう考えると、80歳までは60年あるので、半分は30年。ようするに「20歳プラス30年」で、50歳が中間地点

という。そして50歳になると

自分の得手不得手は、ある程度わかってるから、それを踏まえてこれくらいのゲームならやってみようかなとか、選び取ることができるんです。

どういった仕事に就くか?そして、世界のどの場所で働くのか?というのも大切だが、50代、60代になっても選択した仕事を継続したいのか?という視点も取り入れたい。
Phase IIIのロルフィングのトレーニングでは、最年少26歳から最年長の53歳まで年齢の幅が広く、素晴らしく恵まれた環境に置かれていると思う。これからもいろいろな刺激を受けながらトレーニングと旅を続けていきたい。

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