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【B#152】科学・中世・魔女〜「ガチ魔女って普段何をしているんですか?」を読んで

はじめに

東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・睡眠・マインドの脳活(脳科学活用)講座を提供している大塚英文です。

私は、脳活講座で栄養・睡眠・マインドについて、欧米(西洋)由来の「科学的」な考え方に基づいて伝えている。個人的に気になるのは、科学とは何か?どのように営まれ、なぜ国家が科学にお墨付きを与え、積極的に支援している(科学者は国家予算によって研究費が支給される)かだ。

今回は、科学とは何か?について、私なりの考え方を紹介した上で、ヘイズ中村さんの「ガチ魔女って、普段何をしているんですか?」と出会ったので、後半はその内容を紹介したい。

科学とは何か?〜科学ではないものと比較すると理解が深まる

科学は、様々な文化圏の叡智から成り立っている

個人的には「科学」とは何か?を知るには、どのような歴史を辿って現在に至っているのか?理解が不可欠。脳活講座では、ギリシャから発達した科学的な考え方が、一神教(キリスト教)によって弾圧を受け、文献が一時的にイスラム圏(バグダッドとコルドバ)へ避難。

イスラム圏で、地理的に近かったインドや中国の考えも取り入れ、更に科学的な考え方が発展。やがて、十字軍の戦争を機に、再びヨーロッパに戻ってきた歴史を紹介。科学的な考え方の中には、様々な文化圏の叡智が含まれているのみならず、占星術の考え方も含まれていたことは意外と知られていない。

実は、「科学」や「占星術(4元素論・タロットカード)」は、同時並行で発展。自然現象をそれぞれの考え方から説明してくれるツールであり、科学の理解は、科学的でないものとの比較を通じて語ることで、科学の理解が深まると感じている。

今の科学的な考え方はいつから?〜機械的世界観の登場

実際、大学の教養課程で占星術が教えられた時期があり、医学部の中でも古典医学よりも信頼されていた時期もあった。占星術は科学(天文学、物理)と密接に関わっており、天文学と占星術が一つだった時代が長い。実際、これらは一括りに「自然哲学」と呼ばれていた。

余談だが、転機を迎えたのが、心と物質(身体)を分けることができるという考え方と機械的に物事が見れるというルネ・デカルトやアイザック・ニュートンによって完成した物理学の登場が大きい。モノと作用する「力」を観測することで、未来が予想できるという、機械的世界観が優勢になる。

産業革命を通じて、経済や軍事技術の発展と科学が結びつき、科学とは何か?の選別が行われるようになったと私は思っているのだが、「モノに心が宿ることは決してあり得ない!」モノを扱うことが科学であり、それ以外は、似非科学だと断定の方向へ進む。

要は、惑星、星座に心が宿る「占星術」の考えが、科学から離れていくのだ。このように科学的なものとどうでないものの選定は、中世から近代にかけて徐々に行われてきたもの。科学的な考え方は、時代によって変化しており、社会的なニーズから生まれてきたといってもいい。

このようなことを考えている中「魔女」について書かれた本と出会ったので、後半はその内容について紹介したい。まずは、この本と出会った経緯から。

ヘイズ中村さんの本との出会い〜トライアングル・恵比寿店

恵比寿に住んでいた頃、徒歩圏内にパワーストーンやタロットカードを販売している「トライアングル・東京・恵比寿店」があった。タロットカードや水晶を購入するために利用する機会が多く、店長とも懇意にさせていただいた。

そこで、ヘイズ中村さんの「魔法の小道具・魔術師列伝」「水晶体霊視」の2冊と出会い、購入し、拝読。初めて、ヨーロッパ中心に発達した「魔法」「魔術師」の手技について触れた。そこには、何と「トート・タロット」を開発したアレイスター・クローリーの考えも紹介されており、非常にわかりやすくまとまっていた。

ヘイズ中村さんの本のことをすっかり忘れていたのだが、2024年2月に「竹倉史人さん「土偶を読む」お話会」で、偶然、上記の本を編集された編集者さんと出会う。

そこで、ヘイズ中村さんの「ガチ魔女って、普段何をしているんですか?」をご紹介いただき、拝読した。

科学者と魔女って似ている?〜ガチ魔女って、普段何をしているのですか?を読んで

本の内容は、魔法とは何か?魔女ってどういった人たちなのか?悪魔と天使の違い、修行、そして最後には魔女の魔法の紹介の構成となっている。個人的に興味を持った箇所を一部紹介すると、

1)魔法というのは、自分が望む結果に最短で到達するということ、そのためには、自分にとって妨げとなる物事を見極め、それを上手に切っていくという作業がとても大切。

2)天使と悪魔の違いを述べるなら、天使とは、ミカエルやガブリエルのように4大元素を動かすピュアなエネルギーが形をとったものです。一方、悪魔はもう少し細分化されています。学習を助けるエネルギー、お金儲けをサポートするエネルギー、セックスを謳歌するエネルギー。

3)悪魔に願いを叶えてもらったら、その代償として魂を差し出しださねばならないという考え方が広く受けいけられています。(略)どのような術であろうと、自分が得たエネルギーと同等の何かを持っていかれます。無からは有が生まれません。願いを叶えるには、それに匹敵する何かを差し出す必要があります。

4)着るものの素材として推奨されているのは、木綿、麻、ウールといった天然素材です。化学繊維はエネルギーや気の流れを遮断しがちなので、あまりすすめられていません。

5)修行の基本は、自分の周りにある自然と同調すること。「地球の子」として生きていけるような感覚を養うこと。

等。他にもたくさん紹介したのですが、、思いの外、地に足のついた内容になっている。まるで振る舞いは科学者のように感じながら本を読み進められた。魔女も科学者も元といえば同じヨーロッパが源流。そのように考えてもおかしくないと思っている。

ぜひ、魔女に関してピンと来る方、この本を手にとってくださいね。ちなみに、我が家で開催している読書会の4月の課題本として、本書を取り上げる予定です。

まとめ

今回は、科学とは何か?について、私なりの考え方を紹介。科学というのは、様々な文化圏から発展してきたことを中心にシェアした上で、後半は、ヘイズ中村さんの「ガチ魔女って、普段何をしているんですか?」の本を書いた。

少しでもこの投稿が役立つことを願っています!

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