【W#98】ロサンゼルス(4)〜サンマリノ(1)
2015年1月17日、44歳の誕生日に小学校、中学校の一部を過ごしたサンマリノ市(San Marino)に向かうことにした。1977年7月〜1984年8月までの7年1ヶ月の幼少期を過ごした思い出のつまった場所で、どのように変化しているのか?知りたいと思ったのと同時に、今回ロサンゼルスの旅で最も行きたかった場所の一つだった。
記事が長くなるのでサンマリノ編は2回に分けて書く。
アーバイン市からは車で約1時間半。徐々にサンマリノに近づいてきたが、まず驚いたのが、鉄道が高速道路の真ん中に走っているということ。
サンマリノ市周辺では電車(地下鉄も含め)が走るようになっており、市民の交通の手段として使われているらしい。
やがてサンマリノ市の標識が出てきて、高速道路を降りた。
サンマリノ市内に入ると道の広さもさることながら、家が1階建てがほとんどであることに改めて驚いた。
サンマリノ市は隣りのサウスパサデナ市(South Pasadena)と同様教育水準が非常に高い。30年以上前はアジア系はほとんどいなかったのだが、現在のほとんどの住民は中国系らしい。もちろん米国へ移民してくる中国系は教育熱心であることからその人たちによってさらに教育水準を押し上げているというのはいうまでもない。
サンマリノ市の大きな道路の一つであるHuntington Driveに入った。この道路は4車線と非常に大きくその道路沿いには小学校(KL Carver Elementary School)、中学校(Huntington Middle School)、高校(San Marino High School)がある。この道路には木もたくさん植えられており、とにかく広いという印象だ。
まず訪れたのが、Huntington Middle School(以下Huntington)。この中学校は2年間(学年で言えば、6th gradeと7th grade)お世話になった。その当時テニスに熱中していたこともあり、隣接する3面のテニスコート(テニスコートの使用は無料)は一つの思い出になっている。
ちなみにSan Marino High Schoolにも5面のテニスコートがあり、ここでもテニスを練習した思い出がある。さて、Huntingtonを見ると改めてその大きさに驚く。日本で言えば高校あるいは大学の大きさといっていい。
当日は土曜日であり、中国人対象とした補習校が開催されていたため、教室は使われていた。実は、30年前も日本人を対象とした補習校、あさひ学園がHuntingtonを土曜日のみ借り切って授業を行っていた。それが可能なのは、授業は月〜金まで開催するためだ。
次に目についたのが、障害者マークが至るところにあり、学校がバリアフリーであること。これは駐車場だけではなく、階段があるところも全てバリアフリーになるように設計されているところに改めて日本との違いを感じた。友人と話していて「それって当たり前じゃないか?」と言われたが、残念ながらこの点に関しては日本が完全に遅れていると言っていい。
もちろん校庭も非常に広い。なぜこの大きさが可能かというと、米国では寄付によって学校が作られるからだ。寄付が多く集まることからこのように大きな校舎ができる。
次に訪れたのが、KL Carver Elementary School(以下 Carver)。
小学校にも関わらず、校庭も広い上、テニスコートも2面。いつでも使える状態になっている。
もちろん、使われた教室なども広く、いかに恵まれた環境で5年間学べたということを実感できた(Carverには1st gradeから5th gradeまで在籍)。
次に長年住んだ家やサンマリノ周辺について取り上げたいと思う。