【P#10】大学生向けの講演を終えて〜純粋さとパッションに心が打たれる
1990年、大学受験で東京理科大学(野田キャンパス)に訪れて以来となる、久々の理科大。今回(2012年2月19日)は、理科大へ受験ではなく、講演の講師として登壇することに。
その会は、3部構成で、勉強会で出会った理科大生が主催。
最初に元同僚で、現在医療系広告代理店に勤める人間から見た、製薬業界の基礎及びキャリアについて。次に、フランス外国部隊のトレーニングを経験し、現在クラウドを扱うIT社員の話。そして、私の話と。合計で、約4時間。
そしてなんと、理科大生は25人近く集まってくれて、本当に嬉しかった。
私の話は、大学生向けに製薬業界及び今までどのようにして研究者から製薬企業の会社員にたどり着いたのか?自分の履歴について説明してきた。
製薬会社での開発及び発売後の、科学(開発の場合には、開発部隊、発売後は、メディカルアフェアーズ)、営業(開発の場合には、新事業開発部(又はマーケティング)、発売後は、マーケティング、MR)の役割を対比しながら説明していった。
そして、最後に自分が製薬企業の社員になるまで、どのように自分の武器を磨いていったのか?について話した。
準備は大変だったが、得られるものは大きかった。
若者と接してみて、感じたことは、純粋さとパッション。これから就職に羽ばたく上で、いろいろと不安みたいなものはあると思うが、が、今社会に出ている人たちに比べると目つきや質問の仕方などが打算がなく、正直だし、純粋なので、本気で応援したくなる。
また、内容が難しい部分があったにもかかわらず、学生の理解力にも驚くばかり。本当に体験から、日本の若者も捨てたものではない!!と感じる。
是非、こういった機会がまた与えられたら、また講演をしたいと思う。思ったよりも得るものが大きいし、これこそ、世に貢献していることを強く感じるものはないから。