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【Y#84】マイソール東京がクローズへ〜ヨガとの出会い+タリックとの12年間+仲間との思い出

長年お世話になったマイソール東京がクローズになった(2020年7月31日)。
私にとって思い出深い練習の場だった渋谷のマイソール東京について、出会いを含め振り返ってみたいと思い、ブログにて紹介したい。
TOTAL WORKOUT・渋谷店で週3回の定期的な運動をする中で、ケン・ハラクマさん主催の「IYC」のヨガ・クラスで始めてヨガと出会う。

週1回通う中で、筋肉のトレーニングをするよりも、疲れにくく、精神的にリラックスできることがわかった(詳しい経緯は「運動することとヨガ〜どのようにヨガと出会ったのか?」に書いた)。

本格的に、早朝練習できるような環境がないかどうかを調べるため、
「マイソール」「渋谷」でGOOGLE検索、
マイソール東京のスタジオに連絡をとった。
アシスタントの人と電子メールをやりとりした後、当時マイソール東京にあったスタジオ・ヨギー 渋谷店(2019年12月で閉店)に2008年4月1日に伺った。
見学してから決めようと思ったのだが、練習の雰囲気がよかったので、その場で週5回券(18,000円/月)を購入。
タリック・ターミ(Tarik Thami)先生(以下タリック)ともに練習することになった。

平日は、午前5時頃に起床、午後6時に渋谷のヨガスタジオ(スタジオ・ヨギー渋谷からREIバレエ・スタジオまで)入り。
週4〜5回、定期的な運動を生活に取り入れるようになった。
マイソールの指導法は、基本生徒の自習的に練習することを重視し、必要に応じて先生からのポーズのアジャストや指導が入ること。
最初は、柔軟性がなく、
「はっきりいってこれって無理だ!」
と思っていても、少しずつ身体が開かれていき、やがてポーズができるようになるということ。
マイソールの練習法の魔法を感じる瞬間が何度かあった(練習については「ヨガを日々に取り入れてから10年〜ヨガの実践を通じて何が変わったのか?」にまとめた)
タリックの下で練習していたが、なんでここまで継続できたのかと言うと
「素の自分になれること」
が大きい。
器の広さを感じ、なんでもOKと受け入れてくれる感じが良かった。しかも、話しやすい雰囲気も作ってくれた。

そして、タリックとマイソール東京のアシスタントの人たちは、定期的に交流の場を設け、ありがたいことにリトリートも多数企画していただいた。
2010年7月17日〜19日(2泊3日)に和歌山県高野山普賢院 (宿泊先:普賢院宿坊で、ヨガのリトリートに参加(マイソール東京主催)。

ここで練習仲間と始めて交流し、仲良くなっていった。

あいにく。モロッコやアフリカのリトリートもあったのが都合により参加できず。
2012年10月20日〜10月25日にフィリピンのBORACAY島のリトリート(宿泊先:Mandala Spa & Villa Boracay)に参加。

早朝のヨガの練習とともに、スキューバ・ダイビングを楽しむことができた。

2013年11月22日(金)〜24日(日)には、国内の野沢温泉リトリート。新鮮な空気、気持ちいい温泉とヘルシーな料理とともに、練習仲間との親睦を深めることができた。


リトリートのみならず、マイソール東京では時々、食事会も開催。色々と情報交換ができ、いい思い出になっている。





又、タリックは全国でワークショップを行っている。時々、呼吸法を含めたワークショップを行っており、本コラムでも「タリック先生の2015年ワークショップ(1)」「タリック先生の2015年ワークショップ(2)」にまとめている。
さて、マイソールの練習を日々実践している中、「体軸がずれていく」という感覚を感じていた。
例えば、慢性的な首の痛みや肩こり。なかなか改善しなかった。そして、ヨガのポーズの柔軟性も一進一退の状態が続く。
そのため、身体の使い方に問題があるのではないかと模索。マイソール東京の練習仲間の一人であった、荒牧稔博さんを通じて、アレクサンダー・テクニックと出会う。何度か施術を受けることで劇的に首の痛みが改善したこともあり、ボディワークへ興味を持つようになった。
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やがて、ロルファーの伊藤彰典氏に出会う(「出会い〜ヨガのポーズを深めるため、様々な方法を試す中で発見した」参照)。

2013年12月より、ロルフィング・セッションを受けることになった。ヨガのポーズの柔軟性が劇的に改善。首こりもほとんど感じなくなった。
「この手法は覚えたい!」
と思うようになり、会社員としてやり尽くした感があったので、会社を退社(「決断と今後」参照)。
2014年7月から一年かけて世界一周の旅へと出る。その間、ロルフィングのトレーニングをドイツ・ミュンヘンで受けた(「ヨーロッパのロルファーとしての認定までの歩みについて〜ヨーロッパ・ロルフィング協会・認定トレーニング」参照)。

帰国後、ロルファーのTEN主宰の佐藤博紀さん(「ソースポイントセラピーの体験談〜大阪のTENにて」参照)からソースポイントセラピーを知り、医師であり、ヨガの先生でもある斎藤素子さんからプラーナーヤーマといった具合で、ヨガの練習を深めるために別のアプローチをとりつつポーズをどう深めるのか?探究できた。

今は、身体を整える仕事に携わり、ヨガの方は、自宅で自主的に練習する方向に切り替え、現在に至っている。
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このように、ヨガの練習は私にとって大きな影響を与えた。
しばらく、マイソール東京から遠ざかっていたが、2020年7月31日、マイソール東京がクローズすることが、メーリングリストとフェイスブック上でアナウンスされた。
2004年10月にマイソール東京をオープンしてから16年と長きにわたって練習の場を提供してくれた、タリックには感謝の気持ちで一杯だ。

タリックがマイソールに行っている期間に、Dominic Corligiano先生、Matt Corligiano先生、Jason Stein先生、Mark Robberds先生、Luke Jordan先生、Sonja Radvilla先生等の先生からマイソール方式の指導法で色々と教わることができた。その上、アシスタントの皆さんも、フレンドリーだったので雰囲気に溶け込めやすかった。
2008年4月1日に出会ってから様々な思い出がある、マイソール東京がなくなるのは寂しい。
そして、アシスタントの皆さんもそれぞれ独立し、スタジオを構えるまでになった。おそらくマイソール東京の精神を受け継いでいくであろう。
去年より、私もロルフィングのセッションの提供以外にヨガのグループレッスンを始めた。それを含め、タリックから学んだ内容は、自分の中で生き続けると思う。

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