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【W#12】ミュンヘン(3)〜ウルムとネーベルホーン

2014年8月16日〜17日の週末は、高校時代の友人で現在ドイツのウルムに住んでいる旧友と会った。ウルムは、ミュンヘンから約2時間電車で行けるところにあり、値段も往復で40ユーロで行ける。1日目はウルム観光。2日目はドイツ側からのアルプス登山へ。

1日目のウルム。

ウルムは、科学者と縁がある地として知られ、例えば、ルネ・デカルトが直交座標系の発想した場所として、又物理学者のアルバード・アインシュタインの生誕地として知られている。建築物としては、世界一の教会の塔として161.53メートルもあるウルム大聖堂が有名である。興味深いのは、東京タワーと同じ高さの140メートルまで登れること。その登った先の景色は本当に絶景だ。

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ウルムは、2014年8月の初旬に訪れたウィーン、ブダペストへと続くドナウ川沿いにある人口10万人程度の小さな街。徒歩30分以内に観光できる街だ。ドナウ川はヨーロッパで二番目に大きな川で、過去にローマ帝国の北方の境界線として防波堤の役割を果たしていた。ドナウ川は、水源のドイツのシュヴァルツヴァルトから、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナの10カ国を通り、最終的に黒海に注ぐため、中世では交通の要所としてウルムも12世紀から15世紀まで栄えることができた。

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なお、ドイツのオートバーンの交通の要衝(十字路)であることやアルプスを越え、イタリアに到達するためにはウルムを通る必要があるため、ナポレオンの侵略や第二次大戦の爆撃を受け、最終的に80%以上の街並みが破壊された。残った大聖堂を含む街並みを見ることが出来たが、眺めは本当に素晴らしかった。

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2日目のネーベルホーン登山。

ウルムから電車で2時間近く。ドイツのほぼ最南端の都市、オーバストドルフがある。そこからリフトを使ってアルプス山脈の一つである2,200mのネーベルホーン(ドイツ語で霧の山という意味)を目標に登山した。友人は何度も登山をしているため、登山靴や上着(登頂付近は8度なため夏でも上着が必要)を借りることが出来たため、全く筋肉痛が残らなかった。

リフトは1時間待ちと現地の人も驚くほどの混雑。最初どうなるかと思ったが、上がってみると充分に楽しめた。

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例えば、途中に可愛い牛が放牧されていたことや標高が高いにも関わらず花が咲いていたこと、そして高地のことからハングライダーを楽しむ人たちがいたこと等。

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頂上は、ドイツとオーストリアの国境線沿いにあるため、二つの国の山を見ることが出来て感慨深かった。実は、アルプスはオーストリア、スロベニアを東端にイタリア、ドイツ、リヒテンシュタイン、スイスにまたがり、最終的にフランスを最西端とする合計7カ国の多国山脈だ。 いろいろな国からアルプスは見ることが出来るため、ヨーロッパ人で登山を好む人は何度もいろいろな方面から登山するらしい。もちろん、冬はこの雄大な山脈をスキーで滑ることも。

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今回、ドナウ川沿いの街の一つであるウルムとアルプス山脈の一つであるネーベルホーンを訪れたが、いずれも多国にまたがる川と山脈に位置する場所。国境を越えることについて、また違った角度から見ることが出来て興味深い。ヨーロッパは繋がっていることを都市や登山を通じて感じることが出来た。特に、登山をするときも、ここが国境とかあまり考えず歩くので、国境というものを意識することがあまりないことは面白い。

アルプス山脈を登山するのはこれが初。ヨーロッパは都市をみるのみならず、山も楽しいい。これからは、都市のみならず自然にも注目しながら旅を続けたい。

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