【B#128】第47回・読書会の開催の報告〜竹倉史人著「土偶を読む・図鑑」
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はじめに
こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。
「土偶を読む」に出会うまでの経緯
2022年11月18日(金)、午後8時より47回目の読書会を開催。
竹倉史人著の「土偶を読む・図鑑」を扱いました。
今までスピリチュアルや精神世界の本を多数扱っていましたが、
スピリチュアルといえば、縄文文化の土偶もその一つ。
妻・亜希子がガチャガチャを趣味にしており、その膨大なコレクションの中でも
土偶と埴輪は、誇るべき質と量がありますが、妻と同じく、私も土偶の魅力に取り憑かれている一人です。
昨年、「土偶を読む」が出版されて以来、土偶ブームで、書店では「遮光器土偶」
などの展示が目立つようになっていると思う。
この本が流行ったのは、新しい解釈法。
今まで、
「妊娠女性をかたどったもの」
「病気の身代わり」
「狩猟の成功を祈願する対象」
「宇宙人」
等として、土偶のモデルは考えられていたが・・・
竹倉さんは、発想を大幅に転換。
実は、土偶が見つかった場所で、採集される植物の精霊を祀るため、
植物に模って、土偶が作られたという仮説で持って本の内容が進んでいく。
文章が堅苦しくなく、ミステリーを解くような形で内容が書かれており、すぐに読み終わりました。
これは面白い、ぜひ扱おう!と思い、読書会で取り上げることになりました。
読書会を開催〜4名の参加者とともに
初参加1名を含め今回4名の方にご参加いただきました。
今回も3つの質問を用意。
「自己紹介で、今まで住んだ場所の中で一番よかったところは?」
「土偶たちの中で一番自分の好きなのはどれか?」
「縄文時代にタイムスリップしたとして、何をしたいのか?」
をホワイトボードに書いて、会をスタート。
参加者一人一人の好きな場所は、思いの外違っており、それぞれの価値観を知る上で
貴重な質問になりました。
そして、大好きな土偶の紹介は「土偶を読む」を読んできてなくても、想像力を駆使して
それぞれが、自分流の説明で、土偶についてプレゼンしていたのが印象的でした。
残念なことに、あまりにも盛り上がったので、2つの質問だけで、午後11時を過ぎて
しまったが・・・。
他にも
土偶のガチャガチャ、土偶の南部鉄のフィギュア、縄文文化、弥生文化と古墳時代の違い
日本文化とインド文化の違い、スコットランドのフィンドフォンの話
等、相変わらず多岐に渡っており、
スピリチュアル好きの初参加者からは、こういった面白い会、また参加したいと、嬉しい感想をいただきました。
「土偶を読む」のあとがきで、竹倉史人さんが
ボディワーカー・ロルファーの藤本靖さんとの縁で出版に繋がったことが書かれていたのが興味深かったです。
個人的には、
この本の魅力は
「あるがままに物事を見ること。物事を偏見抜きで観察すること」
にあることだと思います。
ぜひ、ご興味のある方、図鑑から読んでいただき、最終的に本を読んでいただくというアプローチが
いいのではないかと思っています。
今回も妻・亜希子が料理を担当。
「つや農園」さんの無農薬、無肥料のお野菜を中心に、北海道でいただいたスープカレーをヒントに
ご用意させていただいた。
メニューは、
赤水菜のサラダ
棗チップス
大根と蕪のソテー
ふかし里芋(遮光器土偶は里芋)
赤蕪の浅漬け
スープカレー
紫芋の甘酒アイス パリパリチョコソースかけ
でした!
あっという間の3時間。今回も終電間近まで、和気藹々として雰囲気でみなさんの話を聞くことができました。
改めてご参加いただいた方に感謝申し上げたい。
次回は、岡本太郎著「今日の芸術」
次回の課題本は岡本太郎著の「今日の芸術:時代を創造するものは誰か」です!
私は、東京芸大で、アートを専攻し、フランスで人類学を学び直した岡本太郎さんに興味を持っており、
その本を何冊かチェックしたことがありました。
さらに、表参道のアトリエや、川崎にある岡本太郎美術館にも何度か足を運び、刺激を受け、自分の人生にも
大きな影響を与えてくれる存在です。
「芸術は爆発だ!」というセリフは、読書会の一つのテーマであるスピリチュアルの考えを考えていく上でも
ヒントになるのではないかと思い、取り上げました。
今回は、岡本太郎さん好きに集まっていただき、思い切って、アートやアバンギャルドについて語る読書会にしたいと思います!