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【B#106】第28回・読書会の開催の報告〜佐藤伝さんとチベット密教の世界〜「祖父・多田等観が語った チベット密教 命がホッとする生き方」

2021年4月9日(金)、午後7時半から、第28回・読書会を開催した。

今回、取り上げたのが佐藤伝さんの「祖父・多田等観が語った チベット密教 命がホッとする生き方」(サンマーク出版)。

普段から親しくさせていただいているサンマーク出版の斎藤りゅう哉さんがベストセラー作家・佐藤伝さんとトークイベントをClubhouseで企画。2月23日に開催され、私も参加。実際に質問もし、伝さんと話す機会があった。
話も面白く、懇切丁寧に答えていただいたので、伝さんのほんにすごく興味を持つようになった。
せっかくのご縁。
祖父・多田等観が語った チベット密教 命がホッとする生き方」を手に取って読んでみた。

伝さんの祖父はチベット高僧。大正時代に命がけで鎖国中だったチベットに入り10年間。チベット密教を勉強した。
入国する際に、外国人をカモフラージュするため、裸足でヒマラヤ山脈を血まみれで走破したらしい。
チベット人が30年かけて修得する「ゲシェ(博士)」の資格を10年で修得。
当時、ろうそくの火の中で必死に勉強をしていたため、片目が失明してしまう。
その後、帰国。祖父が伝さんに伝えた知恵がこの本に書いてある。

例えば、
「全ては予定通り。宇宙のシナリオに乗っていきなさい」
「あるがままの自分は、ホッとしている自分だよ」
「あるがままの自分かどうか判断する方法は、良い方向に変化しているかどうか」
「「ありがとう」には「ございます」をつけなさい」
「お墓はあの世とこの世をつなぐ電話機だよ」
等。
本の言葉や文章の一つ一つが深くじわじわと身体に入ってくる感覚だった。

実際、伝さんとClubhouseで伺った時、身体の硬さと勉強の飲み込み度について話題になった。伝さんが塾の先生をしていた時(なんと伝さんは、学習塾を30年間経営・教えていた)、塾の入学試験に身体が硬いかどうかを聞いたという。硬い人は、勉強するときに飲み込みが遅いことを知っていたため、不合格にしていたらしい。
伝さんが、身体の硬い人へのアドバイスとして、言葉の習慣を変えて「身体が硬い」というのではなく「身体が柔らかい」というといいと!
そうすると、徐々に柔らかくなっていくことをシェアした。

伝さんに興味を持ったので、伝さん主催のチベットコードの密会に参加(4月7日(水)午後1時半〜午後4時半開催)。
仏教(密教)の特徴を
1)仏教は絶対神を否定している
2)ブッダはその他
3)煩悩(ぼんのう)即菩薩(ぼさつ)
4)性を肯定
5)あの世で成仏しなくていい(お墓の中で悟ってもしょうがない)
の5つのポイントで紹介していた。

1)について
キリスト教の場合には、絶対神がいてピラミッドの下に市民がいる。
そして死ぬと「神様のそばにいける」と唱えるけど「神様には決してなれない」と学ぶ。
一方で、仏教は、光(大日如来、宇宙のエネルギー、ZPF(Zero Point Field)、仏性とも呼ばれる)から人間が生まれ、亡くなると光に戻ると教えを説く。
手塚治虫さんは、過去に死を恐れていたが、死を研究する途中で、チベット密教に出会う。
そこで、死は楽しみだと悟り、火の鳥の漫画を書いたらしい。

2)について
仏教は、顕教(けんきょう)と密教に2つに分かれている。
顕教は、ブッダから弟子へ教えるが、密教は、大日如来がブッダをはじめとした如来や菩薩に教えを説く。
そのため、密教はブッダはその他の人と対等に生徒として学ぶことになる。
実は、ブッダにはニックネームがあり「大丈夫」と呼ばれるらしい。あの、日本語の大丈夫。
なので「頑張れ」よりも「大丈夫」と言った方がいいらしい。。。

3)について
煩悩=欲。欲を肯定しているところも密教の特徴。
人間は、小さい欲(ものが欲しい)よりも、大きな欲(世界中の人たちを救う)の方が、宇宙が応援してくれるらしい。
しかも、密教では、瞑想をする時には、身体が揺れても全く問題ないらしい・・

4)について
顕教では、性欲はタブー視。講話には下ネタが描かれることは皆無。
密教では、性=生=聖=清と全て「せい」と発音されるように、大事だと考える。
理趣教という密教の聖典があり、そこにはセクシュアリティについて詳しく書かれている。
空海が最澄に唯一、貸さなかった本が理趣教だったらしい・・。

5)について
密教は、インド(雑密、6世紀)、中国(純密、7世紀)、チベット(植蜜、8世紀)をへて完成。
チベットは外国から鎖国していたので、密教が残ったと言われている。
面白いのは、
・幸せを人生のゴールにするな
・幸せにならなくてもいいと知れ
・誰からも愛される必要がない=宇宙がお前を愛してくれる
・何かが必要だという幻想がおそれに変質する
といったことを密教では唱えていることだ。
「あきらめる」=「明らかに観極める」の略で、別の言葉で言えば「宇宙にまかせる」
という意味で使われるように、いい意味にもなりうる。

このようなイベントを参加しつつ、素晴らしい本だったので、2021年4月の読書会で取り上げることになった。

今回の参加者は、6名。
そのうち4名はClubhouseを通じて出会った人たちで、2名は初対面となった。

今回は、雑談の時間を長くとり、自己紹介を含め、場が温まった1時間半後の午後9時に本題へ。
本のキーワードをスライドでシェアしていった。
謝ることに関して、クレームではまず謝ることを最初にすると対応しやすくなる、過去に謝っていない人に対して謝ると人生が変わる、クレームの英語の意味は要求であり、不平不満を言うことではない、等、色々な意見が出て、一つの話題に対して大いに盛り上がった。
今回も、妻・亜希子の料理(野菜、カレー、米粉のチョコレートケーキ)を提供した。

次回は加納敏彦さんの「3分でわかる!・お金「超」入門」です。
読書会にて久々に、お金について取り上げる予定です!!

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