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【N#21】1級電磁波測定士の牧野廉さんと電磁波〜電磁波とは?健康への影響や対策として何ができるのか?

2019年6月18日(火)、午後3時から2時間ほど一般社団法人・日本電磁波協会(EMFA、Electromagnetic Field Association)1級電磁波測定士の牧野廉さん(以下、牧野さん)にサロン・ZEROの電磁波測定を依頼した。

牧野さんは、もともとセッションにお越しいただいているお客様で、普段からお世話になっている。
10回セッションを終えた後も、何度かお会いする機会があった。
牧野さんはもともと、電磁波に対して敏感な体質の持ち主。スマホを耳に当てて通話すると、頭痛がする。満員電車で四方八方から至近距離でスマホを密着されて悶絶。
アップル製品も最新のiPadPro 11へ切り替えたところ、画面を触れるだけで腕にかけて気持ち悪さが伝わり、Bluetooth製品のApple Pencilを使おうとすると、不快感が出る等。散々な面にあっているという。

そこで、この電磁波とは何?と興味を持ち、今年の3月に1級電磁波測士を無事取得した。そのお知らせをFacebookで拝見し、是非とも依頼したいと思い、すぐにご連絡させていただいた。そして、本日を迎える。

まずは、電磁波とは何か?から始まった。
日本は年々、電化製品が増えており、現在、世界で第3位の電気大国であること(国土は第61位)。海外のほとんどの国は200V以上の電圧を使用の上、アースが義務付けられている。しかし、日本は100Vを使用。キッチンや洗濯機・水回りのみにアースが設置されている(水の近くだと漏電するリスクがあるため)のみで、他は規制がない。身体と密着が近い、使用時間の長い家電製品(電気毛布、カーペット、パソコン、スマホ)に注目して対策を取った方がいい、等の説明があった。
牧野さんの説明は、iPadの画面で資料を説明していったが、わかりやすい言葉や動画で話していたので、面白いと思った。

その際、堀泰典先生の「はだしで大地に立つと病気が治る」の本をご紹介いただいた。
堀先生の本は「体内静電気」についての話が中心だが、電磁波を知る上でも、体内で起きている静電気を知ると理解しやすくなる。
もし「電磁波」や「アーシング」についてご興味がありましたら是非とも手に取っていただきたい。

ちなみに、電磁波とは電場と磁場の波。電気と磁気の両方の性質を持つもの。

電場と磁場は物理学特有の言葉だが、
意味と性質としては、
電場:電気の影響が及ぶ範囲のことを指し、物の表面を伝わる、空気中は伝わりにくい、金属は通りやすい、水などの電位が低い方に流れやすいちなみに、物と物が触れ合うと電気が発生する
磁場:磁気の影響が及ぶ範囲、発生する場所から全方向へ伝わる、全ての物を貫通する、物から物に伝わらない、近距離に影響(30cm程度)
となっている。

それぞれがお互いに影響を及ぼして電磁波という波を作る。
面白いのは、電気をOFFにして、コンセントをつけっぱなしにすると、その電気コード周辺で電場が発生し、電気をONにすると、電場と磁場が双方とも発生することだ。

今回、測定してみるとその点が如実に現れていたので、むやみにコンセントをつけっぱなしにするとよくないことがわかった。
なぜ、電磁波が健康に影響を及ぼすのか?

一言でいうと、人間の体が電気・磁気によって影響を受けるからだ。
電気によって帯電障害、磁気によって発がんのリスクがいわれており、電気が身体内でたまること放電。放電はいわば雷が発生したのと似たようなもので、その結果、活性酸素を発生させ、様々な物質を酸化(電子を奪うことを)していく。そのことで色々な病気や疾患(糖尿病、アレルギーの諸症状、むくみ、ガン、動脈硬化等)を引き起こす。

厄介なのは、体内(血管やミトコンドリア)でも大量に電気(静電気)が発生すること

これは、堀先生の本からの紹介となるが、
血液中には、白血球、赤血球、ホルモン、糖質、酸素、二酸化炭素など、様々な物質がお互いにぶつかり合いながら流れている。これが静電気を発生させる。そして、ミトコンドリアには、酸素を使ってエネルギーを作り出すが、その過程で電子が余ることがあり、電気がミトコンドリア内に蓄積発生するという。
人間は生きているだけで、電気が発生して(それに伴って磁気も発生)いる。そのため、外部からの影響のみならず内部の影響も配慮する必要性が出てくる。

対策は、大地に触れること(アーシング)だが、都会暮らしをしている現代社会はなかなかそれが難しい。そこで、電磁波を測定して、対策をとることが重要となる。

img_4

ここまで、色々と話が進んだのちに、測定へ。
電磁波を測定するためには、電気と磁気の強さを分けて考える必要がある。実際、牧野さんはドイツ製の測定器(Feldmeter FM10)を使って測定した。

参考に、電磁波の単位は周波数。
周波数=1秒間に生じる波の数=Hz(ヘルツ)
で表わされ、電磁波の発するものによって周波数が変わってくる。
例としては、紫外線、可視光線、赤外線、テレビ、ラジオ、電気カーペット、電子レンジ、パソコン、携帯、レントゲン、光、そして人間の神経細胞も電磁波を発している(Earth reading labのHP「電磁波とは?」に詳しい)

そして、電気会社から送られる交流電源がもっとも注意が必要。
実は、電気が発明されたのが19世紀。電力会社から家庭へ送電するため、交流と直流の2種類の方法があり、エジソンが直流、テスラが交流を推し進め、最終的に交流が勝利を収めることになる。日本も交流を採用。参考に電池からの電源は直流となる(なので電池からの電源については電磁波の心配はない)。

交流電源とは、一定の周期で電圧のプラスとマイナスが変化する=波のある電源で、低周波(日本は50又は60Hz)。そのため、電磁波が発生する。低周波は、家庭電化製品、高周波は、WIFI、TV、電子レンジ等。

牧野さんによると、測定し対策が取りやすいのは、周波数の少ない電磁波。もっとも厳しいスウェーデンの基準値(交流電場:25v/m以下、磁場:2.5mG以下)を元に測定していくことになる。
そこで、サロンの身の回りを測定開始。施術部屋やリビングは基準値に収まったが、クリスタルファウンテン、電気カーペット、ウォーターサーバー、パソコン、プリンター、ヘアドライヤー、電子レンジ近辺を含め、基準値をはるかに上回る測定値を弾き出し、びっくり。一番高かった値を示したのが、意外とウォーターサーバーだった。

対策として、REGINA社からオンライン販売(「オンラインECORE」参照)コンセントからアースできる「電磁波(電場)防止器 プラグインアース エルマクリーンⅡ」を使って、パソコンや電気機器に接続していく方法や、WIFIを有線LANで接続すること、アースマットを布団の下に引くこと、WIFIは夜消すこと。等、様々なアドバイスをいただいた。

そして、何と言っても、身体を整えると、電磁波対策にもなるという。
ロルフィングもある意味でいい対策になることもわかった。
牧野さんは、電磁波対策グッズに関する造詣も深いので、もしご興味がありましたら、ご紹介させていただきますので、お問い合わせください!

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