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【E#174】3周年を迎えて(4)〜一人の人間としてみることの大切さ

2015年6月から個人事業主として活動してきてから約3年。ロルファーとして認定されてから3年1ヶ月が過ぎた。

2017年9月から半年間は、お客さんが一巡したということもあり、開業して初めて、想定通りにお客さんが集まらなかったことを経験させていただいた。
とはいうものの、実際は全くゼロではなく、後で振り返ると恵まれている方だということがわかったのだが・・・。
「お客が集まらなかったのは、なぜなのだろうか?」
ということを自分なりに答えを探る日々が2018年に入っても続いた(詳細は「旧年の振り返り:集客と心のリセットについて」にも書いた)。

2018年の初めには、
サロンの環境の場や他人からのアドバイスに解決策があるのではなく、答えは、自分の中にあるということ。そして、自分で解決すると覚悟し、決意すること
に気づいたが、腑に落ちる形にはなっていなかった。

本格的に変化が訪れたのは、2018年2月の終わり頃だったと思う。
昨年の後半から、手にとっていたスピリチュアル関連本を一旦手放すことを決意し、
「自分はどう考えるのか、何をしたいのか?」
という意識で物事に取り組むようになった。
悪戦苦闘している時には、人のアドバイスが気になり、どうしても自分の大切にしていることや判断軸が疎かになってしまう。自分は、どう考えるのか?にフォーカスした結果、サロンの活気が以前のように戻り、お客さんも以前の状態に戻って来た。

そして、セッションの質にも大きな影響を及ぼすことになる。
2017年からロルフィングのトレーニングを数多く受けていたのが、
「どういった知識を身に付けるのか?」
という視点から
「お客さん目線から、どのようにして役立つのか?」
という目線に変わって来たのだと思う。

基本的に理系の大学院出身ということもあり、論理的にコミュニケーションをとるトレーニングを受けている。そのため何事についても、左脳で物事を考え、言語化や理屈、理由が知りたいという気持ちが強い。
開業当初、正直なところ、人と向き合う際には、ロルフィングのトレーニングで学んだ知識を通じて、
「どのように一人一人のセッションとして成り立たせるのか?」
その視点でみる傾向が強く、どちらかというと一人一人の人間として見る余裕がなかったと思っている。
そして、
どうしても、ロルフィングやテクニック、そして知識を身につけると、知識に依存し、人ではなく知識へと視線は移る。その結果、お客さんと上下関係を作るという望まない方向へと進んでいってしまう。
それが、ここ1年間で変化。
今では、早朝起床後、身の回りの掃除を行い、ヨガと瞑想を実践。その前後に、祭壇の前で、お客さんのご縁をいただいたことへの感謝や、お客さんの幸福を祈ってから、セッションに臨むようになった。

一人一人、目の前のお客さんを人間として観(み)て、その人の幸福を祈りつつ、向き合おうようにセッションを行うことを意識。知識はセッションが終わった後の分析するツールとして使うことにして、自分がパッと気になったところから、セッションを行うケースが増えてきた。
実際に、その方法をとると、セッションの質が高まっていくという実感がある。

私が、このように
「自分はどう考えるのか、何をしたいのか?」
という考えるきっかけを与えてくれたのが、瞑想教室の先生との出会いだ。
2017年6月から、表参道のサンフェニックスクラブ瞑想のワークショップ直感力セミナーに通い、瞑想を学ぶ機会に恵まれた(「ヨガと瞑想〜ヨガの練習の中にどのように瞑想を取り入れるのか?〜チャクラと瞑想」参照)。
同瞑想ワークショップでは、
「新鮮な空気を身体内に通すことによって身体内の淀みを浄化する」
ことによって、自分の心を整えることを学ぶ。

それによって一人一人の本来の内なる声を感じることを目指していく。言語化すると、このようなことを習得するのだが、今まで、知識を得ることの大切さを学ぶことが多かったが、体感することの大切さについては、学ぶ機会がなかったということを、本ワークショップを通じてわかるようになった。
1年間取り組んだ結果、自分の心の中に余裕ができて、自分のうちなる声というものをより大事にするようになった。その結果として、
文字通り、
「自分はどう考えるのか、何をしたいのか?」
が意識できるようになったと思う。
これから先、自分の活動がどのように変化していくのか予想できないが、
「一人一人の自らの原点に立ち返り、自分の軸を再発見するための身体と心を整えるセッションを提供する」
という軸を忘れずに、取り組んでいければと思っている。

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