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【E#155】開業2周年を迎えて(3)〜同じ価値観の人と出会うための仕組み〜ギバーとしてどのように振る舞うか?

2015年6月に開業して以来、2年が経った。会社を辞めてから約1年後の開業。振り返ってみると、それ以前から無意識的に、開業に向かって進めるための準備をしていたことに気づいた。
Business conversations
前回、「開業前、様々な取り組みが、後に役立った」で、2008年から世界一周へ旅立つ前の2014年まで、人との出会いの幅を広げていくことの取り組みについて紹介した。
そこでは、
「好きなことを仕事にする」
ためには、その好きなことを提供するために、集客が必要となるので、「人を集める」ための型=仕組みが必要だということを書いた上で、
人との出会いを広げること
お客さんのために何が役立つのか?好き嫌いを度外視して、自分が与えられるものを与えること
目の前に与えられた仕事をしっかりと行うこと
等、について書いていった。
今回は、自分の価値観に合う人と出会うための取り組みについて紹介したい。
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「毎週知らない人と出会う」
という取り組みから、出会いの場が広がっていたことを前回書いた。
そのプロセスで、
趣味(ヨガ、コーチング、スキューバ・ダイビング、茶道、書道、読書会、グルメの会)や交流会(異業種交流会、朝活等)
を通じて、
「出会う力」
「この人ならば何かありそうだ、誘ってみよう」=「誘われやすい人」
が磨いていった。
どちらが、一番、自分の価値観の合う人との出会いが増えたか?
を振り返ると、同じ出会いの場でも、趣味の方がより自分の考えにあった人と出会うと思う。
交流会の場合には、目的がビジネスに偏ってしまうため、どうしても人間関係も見返りを求めるようなギブ・アンド・テイクになり、ビジネスを売り込まれる可能性がある。
一方で、趣味の場合には、その人が本当に好きで、自発的に行なっている活動である。そのため、
「見返りを考えずに、惜しみになく与えること」
ができる。
自分自身、自分の持っている情報や経験を与えることによって、今のロルフィングの集客に繋がっていったと思うので、惜しみなく与えるという、ギバーは、世の中で成功していくために、重要だと考えている。
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実は、ペンシルベニア大学のウォートン・ビジネス・スクールのアダム・グラント教授がビジネスにおいてギバー(与える人)とテイカー(奪う人)とどちらが成功するか?最新の科学的な研究から解き明かした一冊の本がある。「ギブ・アンド・テイク〜「与える人」こそ成功する時代」だ。
グラントによるギバー、テイカー、マッチャーの定義は、
「ギバー(人に惜しみなく与える人」
「テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)」
「マッチャー(損得のバランスを考える人)」
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これらの3つのタイプの人で、どの人がビジネスで成功し、失敗するのか?を様々な研究成果を紹介した上で、
「最もビジネス上のパフォーマンスが低い人と最も高い人はギバー、テイカーとマッチャーその真ん中に位置する」
と書いている。
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では、
「パフォーマンスの低いギバーと高いギバーとの間の差はどこにあるのか?」
というのが本書のテーマで、下記のようなことを述べている。
1)ギバーとして成功するためには、惜しみになく人に与えるのと同時に、自分の基準を持って、いつ誰にどのように与えるのか?考えている。成功しているギバーはやり過ぎないように、気をつけている。その結果、燃え尽きることへの抵抗力(リジリエンス)が身につく。
2)ギバーとして燃え尽きるのは、惜しみなく与える量によって決まるのではなく、役立っていないと感じ、社会的サポートを受けていないことによって起こる。それを避けるためには「助けを同僚や周囲に求める。
3)人助けをする際に、工夫をする。例えば、1日まとめてやる(1週間に分散させて少しずつやるのではなく)やボランティア活動を年100時間(週2時間)にする、人助けをする際に、義務で行うのではなく、楽しんで行う。等。
4)5分間、時間をとって、他人のために役立つことをする。なぜならば、自分のネットワークに助け合いという精神が取り入れられることで、ギバーの価値が伝わるようになる。その結果、ギバーとしての与えるものが大きくなっていく。
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振り返ってみると
私は、
「自分の判断軸を持って他人にどういったものを与えたらいいのか?」
を考えつつ、ギバーに徹し、必要に応じてマッチャーとして振舞う。そして、自分だけで全てを抱えるのではなく、できるだけ人を巻き込んで、一緒になって向上していこうという気持ちも持っている。それが、ギバーでありつつ、燃え尽きを避けることができている。
そう考えると、ギバーにとって大事なのは工夫だと思う。
人との出会いというのは、自分の世界観や考え方を広げるのに有用。今後ともいろいろなアプローチで磨いていきたい。
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