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【E#69】FC勉強会(5)〜日本の非常識・世界の常識(1)

2016年1月24日(午前10時〜午後12時)、Financial College(FC)の勉強会に参加してきた。今回で4度目。どのようにしてFinancial Collegeを知った経緯については【起業/独立コラムVol.18】を、初回のCash Flow Gameの模様は【起業/独立コラムVol.21】2回目の「日本の金融教育 イマと未来」の模様は【起業/独立コラムVol.25】【起業/独立コラムVol.34】にそれぞれ書いた。
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今回のテーマは「日本の非常識、世界の常識」。お金を世界(主にアメリカ)と比較して日本のお金の考え方について考える会となった。
5つのテーブル(各テーブルは5〜6人程度)に分かれて、年金、不動産、日本の国債、生命保険等について考えるワークを中心に取り組んだ。
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時間の関係上、取り上げられたのが、不動産と生命保険。判断基準として、
「どちらが得なのか?」
を採用するとと判断を誤るんだそうだ。例えば、不動産を買うのと借りるのとどっちのほうがいいのか?ということに対して、私は賃貸のほうがいいと答えたのだが、リスクという視点で考えた方がいいという。
つまり、考えるのは損得ではなく、どれだけのリスクを追えるかどうか。
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ここでいうリスクというのは、「価格が(将来)どれだけ変動するか?」ということ。例えば、株は価格変動があるからリスクが高く、債券・預金は価格変動が低いのでリスクが低いということになる(この点に関してはFCの体験セミナーで学んだ)。そしてリスクというのは「大きさ」=「危険度」ではなく「種類」で判断することが重要。
FCの体験セミナーで学んだリスクの種類は以下の4つ。

  1. 負うべきリスク
  2. 負えるリスク
  3. 負えないリスク
  4. 負わないことによるリスク

例えば、35年ローンで家を購入するということは、35年間の収入は未確定にもかかわらず、35年間の支出を確定させること。将来、働けなくなくなったら、破産するという事実が残る形になる。
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お金を貸すこと、保険を購入することについても損得(保険の場合にどのようなタイプがあるのか?)ではなく、リスクの種類で判断することの大切さについて学ぶことができた。保険については金利に注目するとより理解できるとのこと。
保険については興味深いことを取り上げていた。某外資系の保険会社の日本での営業数が2,000人であるのに対して、米国ではなんと0人。保険会社の販売の方法は、日本の場合には製販一体型のに対して、米国はメーカーと販売が別の会社であるために、メーカーに左右されることなく、お客さんにとって適切な保険製品を提案できるという。日本には保険業界の構造的な欠陥(未払いや保険金を受け取る人への情報共有がない等)やメーカーと販売が一体であるために、より利益率の高い保険製品を売ることが目的になってしまっているということも学べた。
Falling Down
世界と日本の比較については、世界=米国を比較対照としていたため、若干の違和感がある。というのも、世界一周の旅で米国こそ世界の例外で歴史の長いヨーロッパと日本は比較すべきだと思っているからだ(これについては、どこかのタイミングで触れる)。
そうはいうものの、
日本とアメリカの投資信託購入の理由として、日本は理由を考えないことや(アメリカは老後のため)、資産ピーク年齢は、日本が死ぬ時(米国は55歳)等、日本国民はどのような思考で金と対峙しているのか?他国と比較することによって理解できるということはいいと思う。
もう一度3月に同じ内容のものを学ぶ予定だ。その際には、日本の国債や年金について学べればと思っている。
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