【W#72】チリ(3)〜サンペドロ・デ・アタカマ
チリのサンペドロ・デ・アタカマに到着してから2日目。到着までの様子は前回のブログに書いた(「【旅コラムVol.71】チリ(2)〜アンデス山脈と国境」参照)。今回はサンペドロ・デ・アタカマの様子を書いていきたいと思う。
サンペドロ・デ・アタカマはオアシスの中にある砂漠の街の一つ。砂漠といえば、アメリカのカリフォルニア州、ユタ州、ネバダ州、アリゾナ州にまたがるモハーヴェ砂漠(Mojave Desert)を訪れて以来となる(ちなみにカジノで有名なラス・ベガスもこの砂漠の中にある)。人口は5,000人弱。滞在中の気温は最高25度、最低7度ぐらい。冬でも比較的温暖なため(最高気温16-18度、最低気温0度)、年中観光客が賑わうとのこと。
当初、午後6時に到着する予定だったが、3時間早く到着。ホテルへチェックイン。ホテルの雰囲気が今までと違い、熱帯に来たような印象。非常に暑く、乾燥しているので日焼けと乾燥対策は行っていないとえらいことになりそう。
チェックイン後、市内散策。アルゼンチンでATMを使わなかったので、チリへ入国後はATMヘ直行。最初はうまくいかずいくつかATMをはしごしてようやく成功。キャッシュカードを一度入れて抜いてから再び入れて、外国人、英語ガイドのボタンを押す。その後、チェッキングアカウントを選択すると、最終的にキャッシュを引き出すことができる。今回は、明日入国予定のボリビアでの現地通貨(ボリビアーノ)の換金もあるので200,000チリペソ(約4万円)を入手した。次の目的地のウユニ塩湖(塩原)まで換金ができないので、最終日にボリビアの通貨へ換金も済ませた。
街は非常に小さく10分もあれば全部見ることができる。Pharmacy、洗濯物屋、雑貨屋、観光斡旋等、他の都市と同様のものがあるが、教会とクリスマスツリーの展示もある。
さて、市内滞在期間中、行ったことといえば、アタカマ塩原(塩類によって覆われた平原のこと、salt flatともいう)の一つセヤス湖(Laguna Cejar)へ自転車で向かったこと(ちなみに距離は約20km)。アタカマ塩原は、この次向かう予定のウユニ塩原に次いで二番目に大きい塩原である。ちなみに、アタカマ塩原のリチウム埋蔵量は全世界の27%にもおよぶらしい。しかも同じ南米にあるウユニ塩原、リンコン塩原を合計すると全世界の8割を占める。このため資源としても注目されている。
自転車で動いたが、風景が素晴らしく楽しかった一方で、ここは2,400m。あまり早く漕ぎすぎるとすぐに息切れた。
セヤス湖に入るために必要な入場料は2,000チリペソ(約400円)。2015年1月から30,000チリペソ(約6,000円)にまで値上がるらしい。いい時期に来たと思う。
セヤス湖は、濃度40%の塩分が含まれるため死海のように浮遊効果がある。実際に自分自身を含め旅仲間の間で湖に入ってみると、水温が20度前後と寒かった。そうはいうものの実際に軽く身体が浮くことができた(自分の写真も撮ったが後日アップします)。念願の塩湖での泳ぎは本当に快適で泳ぎやすかった。
塩湖に行く直前にトカゲも。
昼食や夕食はパスタやピザがメインで特に現地に特徴的なものを食べることがなかったが、夜空が綺麗で二度流星を見ることができた。
これで、いよいよ明日からボリビアのウユニ塩湖へ向かう予定。WiFiのない環境なので、どうなることかわからないが十分に楽しめればと思う。