【E#63】Social Shiftへの参加〜やるべきことについて
年末まで後2日(2015年12月30日)となった。書きたいことはいくつかあるが、年末年始の忘年会や人の集まりがたくさんあったせいか、なかなかブログを書く時間が確保できなかった。
人と会うとインスピレーションが湧くので、自分にとって良い刺激となる。2015年12月26日に開催された「個人と社会の”間”の未来を考える〜SocialShift:動いてみた6人のそれぞれの2011→2016」もその一つ。私が2010年12月から懇意にさせていただいている、野村謙次さんを通じてイベントを知ったのだが、クリエイティブの可能性の合宿(合宿の模様はブログ記事にまとめた)で知り合った人を含めて6人中5人は一度会ったがある。それぞれに再会するのを楽しみにしていた。
演者6人の東日本大震災が起きた2011年3月11日から、2015年までの4年間どういった気づきがあって、変化して行ったのか?パラレル・キャリア、NPO(非営利団体)、トライセクター(NPO、行政、企業)等、育休を通じた働き方の変化等、様々なキーワードが飛び交い午後1時〜午後5時まで楽しいひと時を過ごした。
会社員としてパラレル・キャリアへの挑戦から青年海外協力隊としてボツワナへ、クラフトビジネスを立ちあげる人。子供の誕生とともに、育児ができるように働き方を変化。新宿の就トモcafeを通じて学生への支援を行なっている人。人材企業から東日本大震災の復興支援を行う公益社団法人から民間企業へ転身、地域活性に臨んでいる人。会社に籍を置きながら、復興支援を経て、ITを通じた防災について経験を蓄積する人。そして、企業に属しつつ、マーケティングの知識をNPO、行政、企業へ応用する人等。
一人一人のプロセスを通じての変化の話を伺うことができたところが良かった。
考えてみれば、私も2011年3月11日の1ヶ月後(2011年4月)、ノボ・ノルディスク・ファーマ(NNPL)からバイオジェン・アイデック・ジャパン(BIJ)へ転職。同じ製薬業界の転職だったが、より小さな会社への転職(NNPLは1,000人に対してBIJは80人)、メディカル・アフェアーズ部門の立ち上げから新薬の発売準備及び発売と仕事面で様々な経験を積むことができた。
2011年は、FacebookやTwitterを含めたSNS(ソーシャルネットワーク)を本格的に使うようになった年であった。茶道、書道、心理学(NLP)、ヨガ、アレクサンダー・テクニックを通じて、Facebookのつながりの人数も世界一周出発前には、1,200人以上に増えていった。
2014年8月〜2015年6月、世界一周(26カ国、70都市近く)と日本国内の旅を通じて、11年間経験した企業勤めをリセット。2015年7月から個人事業主として活動を開始。半年が過ぎたことになる。
Social Shiftのイベントでも話題になったが、個人事業主として始めるに際して、企業勤めしている間にどういった経験をしたらいいのか?といったことが質問に挙がっていた。
自分自身、個人事業主として心配だったのは集客面だった。驚くべきことに始めた当初から多数のお客さんにお越しいただくという幸運に恵まれている。
私の経験から書くと、企業勤めと並行して、以下の3つのことを行っていたことが集客面に大きな影響を与えていると思う。
- 最初の誘いは断らない:自分が気の合いそうだな人と出会った場合には、最初の誘いを断らない。
- 定期的な発信の場を持つ:等身大の自分をブログで発信する
- 自分でイベントを開催すること
1については以前ブログ記事で触れたでここでは触れない。
2の定期的な発信の場を持つ場合に特に大切になるのは、勉強会(例、茶会、お金に関する勉強会、ロルフィング研修、プラーナーヤーマ講座等)、人と会った時や本の感想等。勉強会を含めた参加メンバーについて書かれたブログの記事は読まれる確率が高い。その結果として、そのメンバー達に自分が覚えていただける可能性が高まるのだ。
3の自分でイベントを開催することとは、例えば、学んだ手技の練習会やタロットの個人セッション等。タロットの個人セッションを2010年6月以降行っているが、世界一周をする前に約500人ほどの人たちに無料で提供した。これは今のロルフィングを提供する際に、どのように話を聞いたらいいのか?間の取り方を含め学ぶことがたくさんあったと思う。また、世界一周する前に奥沢で先生を招いたアレクサンダー・テクニック講座や自分で開催したヨガクラスも交友範囲を広げるのに役立った。
このように振り返ると、人と会い、親睦を深めていくのにはいろいろな手法があるということに気づかされる。そして、個人事業主として始めると、予想の外、助けてくれる人も現れる。
来年(2016年)も上記の3つの考えは大事に、一人でも多く人に自分の活動について知っていただけるように発信続けたいと思っている。