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【B#89】キャリアを変えること(2)〜自分の身体の状態を知ること

40代に入り、自分自身と向き合う中で、キャリア・チェンジを決断。会社員から個人事業主として活動するようになってから2018年6月で3年になる。

キャリアを変えること〜人の縁と「ものの見方」」で、
「日頃からどのような取り組みをおこなっているのか?特に人や環境を含め外に目を向けること
が、
40代での会社員から個人事業主へのキャリア・チェンジを決断する上で役立った
と書いた。

そのために、
「毎週知らない人と出会う」
ということや
「人との出会う仕組み」=コミュニティ作り
という例を挙げた。

実は、その間
もう一つ、取り組んだことがあった。
それは
「自分の身体を整えること」
だ。

ボー・ロッドの「脳は「ものの見方」で進化する」によると
人間がモノを見る際、脳が見るための情報のうち、目から取り入れる情報は10%、残り90%は脳の別とところから入った情報を利用
し世界を認識。
視覚のみならず全ての五感についても言えるという。
簡単にいうと、
人間は、
脳が過去に経験してきた記憶を頼りに、
「ありのままの現実を見る」
のではなく、
「自分が見たいように現実を解釈する」
のだ。
90%に相当するのが、一人一人独自の「ものの見方」だ。
その「ものの見方」に影響を与えるのが、自分の思考と身体の状態だ。
医師の佐藤友亮さんの「身体知性:医師が見つけた身体と感情の深いつながり」(以下本書)を以前本コラムで紹介した(「身体を使ってどのように人間は決断するか?〜西洋医学と身体知性」参照)。

神経生理学者のアントニオ・ダマシオの
「身体が整い情報が入って来やすい状態になることで、情動・感情を適切に形成。合理的な判断ができるようになっていく」
という「ソマティック・マーカー仮説」を紹介した。
身体が整い情報が入ってきやすい状態というのは、
「身体をどのように整えるのか?」
ことを意味する。

過去のブログ記事で書いてきたように、個人的に10年以上ヨガや瞑想に取り組んできた(「ヨガと瞑想〜ヨガの練習の中にどのように瞑想を取り入れるのか?〜チャクラと瞑想」参照)。
ヨガのポーズに慣れてくると、
「身体がどのように整っているのか?」
自分の内側を観察できるようになる。
その上で、
20〜30分、股関節や背骨を始めとして身体の様々な部分の柔軟性が増すため、楽な姿勢で座れる。
その結果、マインドフルネスを始めとした瞑想をしやすくなり、身体を冷静に観察できることへと繋がっていく。

ただし、ヨガのみだと、
「筋肉の柔軟性が高まるが、筋肉の力がどのように抜いたらいいのか?」
筋肉の力の抜き方、肩こり、腰痛が必ずしも改善するとは限らない。
筋膜へアプローチするロルフィングと出会うことで、筋肉の力の抜き方を身体内に覚えさせることで、瞑想やヨガの練習が深めることができると思う。

ロルフィングは、決められた手順に従って、10回で身体を整えていく。
結果的、整体やカイロプラクティック、マッサージに行かなくても済むような身体を目指していく。
なぜそれが可能か?
というと、
「ロルフィングは人間と重力との関係を扱う」
からだ。
身体を整えることで、
「「ものの見方」が内面から変わっていく」
というのは不思議といえば不思議だが、心と身体が繋がっているということを考えると、感覚的ににわかっていただけるかと思う。
そのように考えると、身体の整い具合というのは、人生の決断に与える影響は非常に大きいのではないかと思う。
今年は、このような考え方を含めロルフィングのセッションで伝えていく予定だ。
もし、人生の転機を迎えて、今後自分自身を見つめ直してみたい方には是非とも、セッションにお越しいただきたい。

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