【E#270】斎藤りゅう哉・文章術講座に参加して〜書くことで自分のことを知り、人生を深める
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はじめに
東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・睡眠・マインドの脳活(脳科学活用)講座を提供している大塚英文です。

今回は、編集者の斎藤りゅう哉さんがフリーになってからワンデイセミナー(リアルセミナー)「斎藤りゅう哉・文章術講座(2025年3月22日、10時〜17時半)」を初開催(@水道橋のリロ会議室・コンフォート)。スタッフとしてご協力させていただいたので、その内容の一部を紹介したい。

りゅう哉さんは、毎年11月に開催されているプライマリークラブ主催のセミナーで登壇。私は毎年・合計8回参加(詳細は「「発信者として生きる」~宇宙の心とつながる時代〜を拝聴して」参照)。気づきの多いセミナーで毎年楽しみにしている。

りゅう哉さんのセミナーは、人生に必要な知恵が満載!
毎回、りゅう哉さんのセミナーには、ご自身の編集人生で出会った人たちと、本作りを行う過程で気づいたことを
1)ご自身の言葉で語ること
2)自己実現やスピリチュアルな内容を網羅していること
を大切に、人生の大切なことをコンパクトにまとめていただける。すごい臨場感もあるし、ハッとさせられるし、気づきも多い。

今回は、過去の趣とは全く異なり、1日フルで開催されることに。更に、機材を持ち込み、録画も行われることになった。

毎回深い話で盛り上がる上、今回文章術について初めてのセミナー。どのような気づきがあるのか?そして、今回も時間があっという間に経つのは、間違いない!参加者60名と共に、楽しみにつつ講座に臨んだ。

午前10時15分頃、大野梨咲(りさ)さんの司会進行・タイムキープでセミナー開始。
1)午前の部(午前10時〜午後12時半)は、ライティングの実践(40分、600文字)を含めたワークを挟みつつ、3回レクチャー。
2)午後の部(午後2時〜午後5時30分)は、ライティングの実践(60分、1000文字)を含めたワークを挟みつつ、2回レクチャー
のスケジュールで滞りなく行われた。
午前の部〜文章を書く秘訣〜伝えたいことを伝えること
りゅう哉さんの自己紹介から始まり、出版業界の変遷、編集者としてどのように経験してきたのか?代表作を含めシェア。ご自身の経験から、本のコンテンツの質がどのように決まるのか?タイトル、デザイン、文章の構成によって売り上げが影響することを話した。

興味深かったのは、文章力に対する誤解の中で、文才、読解力、構成力、読書量等は関係ないとのこと。
強調していたのは、
「伝えたいことが伝わる」
ことであり、
「会話ができれば、文章は書ける」
文章が書けるようになるらしいとのことだった。
30年間、編集者としてご活躍された方から、このように文章についてシンプルについて語っていたのは印象的で、その後、参加者4人1組でグループに分かれ、文章についての悩み、課題について話し合われた時に、「シンプル・イズ・ベスト」が原点だなぁ、という気持ちになった。
では、伝わる文章になるためにどうしたらいいのか?シンプルでわかりやすく伝えるためには、誰に伝えるのか?何を伝えるのか?を明確にした上で、どう伝えるか?を語るように伝えることが重要とのこと。
意外と思ったのは、文章の書き出しで悩まない、起承転結にとらわれないこと。逆にわかりやすくをキーワードに、結論と説明を明確にするということ。このように心がけることで、ストレスなく文章がを書くことができ、自分の考えを整理し、自分のコンテンツ作りや、人とのつながりが深まること等の効用につながることだ。
前半は、40分、600文字でのライティングの実践。りゅう哉さんの説得力のある説明の後、参加者のみなさんが集中してパソコンに向かいながらのワーク。書き終わった段階で、ペアとなり、お互いの作った文章を読み合った後の盛り上がる姿が印象的だった。
午後の部〜効果的な文章作成に必要な「コア・メッセージ」
後半のレクチャーは、伝わる文章を作るには、メッセージをもった文章を作ること。一言で言えて、驚きがあって、役立つというメッセージだ。ベストセラーになる本にはたった一つのメッセージがあり、りゅう哉さんは素それを「コア・メッセージ」と表現。
コア・メッセージを見つけるためのヒントとして、世間に対して疑問に思うこと、他人にしてあげること、苦しんだときに光をもたらしてくれたもの、等。自分の身近な出来事に注目することで、出てくるものらしい。
りゅう哉さんが、コア・メッセージを探して、文章にしていくことの大切さを説いた理由としては、
「思いが伝わる文章にするために、心の底から思ったことは、必ず伝わる」
という信念があるからだそうだ。
このような話を聞きながら、60分、1000文字のライティングの実践へと進む。
最後に、りゅう哉さんは、文章を書く究極の意味として、自分の一番奥にある「真実の結晶」を掘り起こすことを強調されていた。個人的には、文章を書くことで「書くことで自分のことを知り、人生を深める」と解釈。もっと、文章を書く気持ちになった。

気づきの多かった文章術講座。その内容の一部をブログにて紹介させていただいたが、ぜひご興味のある方「r斎藤りゅう哉の文章術講座・premium(仮)」が2025年9月に開講予定なので、チェックいたければと思う。
まとめ
今回は、編集者の斎藤りゅう哉さんがフリーになってからワンデイセミナー(リアルセミナー)「斎藤りゅう哉・文章術講座(2025年3月22日、10時〜17時半)」の内容をご紹介させていただいた。りゅう哉さん、大野さんをはじめ、参加された皆さんに感謝したい。
少しでも、この投稿が役立つことを願っています。