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【J#79】淡路島への旅〜「自分の身体の声を聞き、感覚に合うものを選ぶといい」を知る旅になった

はじめに

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

2021年8月7日(土)〜9日(月)、台風が接近中の淡路島へ初上陸。

目的は、血流カウンセラー・片平健一郎さんと一般社団法人すこやかのわ代表・木林京子さんの2人が始めた「統合医療実践グループ(パーフェクト睡眠)」の第2回OFF会へ参加することだった。

第2回・OFF会の開催〜スケジュール(8月8日〜9日)

今回のOFF会は、2021年8月8日(日)〜9日(月)に行われた。
1日目は、グループの参加者の自己紹介と淡路島の食材を使った夕食・懇親会、余興としてピーロさんによるマジック。

2日目は、淡路島の塩を生産している(株)脱サラファクトリー・末澤さんによるレクチャー(残念ながら塩工場の見学は、天気の都合上、実現できず)。

と、アロマセラピストのさかいなおみ(バーバラ)さんによる、アロマのセミナー

と、盛りだくさんの内容。
「人の縁によって人生が動くのだ」
と改めて感じた。

ブログに、順番にシェアしていきたい。

灰谷孝さんとイノチグラスとの出会い

今回、OFF会の幹事を務めたのが、発達支援コーチ+イノチグラスの開発者の灰谷孝さん。

灰谷孝さんの活動に興味を持つようになったのは、2年前のこと。

妻の亜希子からの紹介で、Re-Self主宰の北見幸(きたみさち)さんとの出会いがきっかけだった。
2020年8月7日、きたみさんを恵比寿のサロンに立ち寄り、「イノチグラス」の開発者・灰谷孝さんの話を拝聴。

北見さんも「イノチグラス」を作ることがわかり、その場でセッションを予約(2020年8月28日)。
懇切丁寧なセッションを受け「イノチグラス」を作った(「「どう見えるか?」よりも「どういう世界が見たいのか?」」参照)。

2020年9月には、イノチグラスが到着。
直感を使いたい時に、愛用させていただいている。

発達する眼鏡・イノチグラス発案者・灰谷孝さんの想い」によると、「イノチグラス」のメガネは、発達障害といわれている子どもたちへの支援、交流の下、誕生したという。自閉症やADHDの人たちがなぜ、姿勢が整わず、本を読むことが苦手で、感情をコントロールするのが苦手なんだろう?といった疑問から、

1)光が大事だということ
2)本人が答えを持っていること
3)発達は生活の中にあること

等。そして、目が姿勢に大きく変化する中で、カラーのレンズに注目。カラーによって、冷静な気持ちや、まぶしさによる目の痛みの緩和や、姿勢の改善が認められるようになったという。

第1回のOFF会で初めてお会いし(「自分の専門外の人たちと親睦を深める機会〜改めて「内観」とは何か?」参照)、それ以来、ご縁をいただいている。

INNOCHI淡路島へ〜淡路島へ初上陸

淡路島入りしたのが、2021年8月7日(土)の午後2時頃。
前日の読書会がすごく盛り上がり、午前3時頃まで、参加者と気づきのシェアを行なっていたため、睡眠時間はわずか1時間(笑)(「第32回・読書会の開催の報告〜本田健著「決めた未来しか実現しない」」参照)。

翌日、午前4時半頃起床。
早朝のANAの飛行機(午前6時20分発、羽田空港)で、
神戸(午前7時40分着、神戸空港)入りした。

午前中は、カフェでリフレッシュした後、高速バス(神姫バス株式会社)で、淡路島・洲本バスセンター行きに乗車。
津名港・バス停の近くにあるホテルで一泊した。

翌日、タクシーで乗ること20分、江井バス停に到着。

徒歩2分で、INNOCHI淡路島に到着した。

INNOCHI淡路島の中に入ると、所狭しに興味深いものが多数。
蔵書も面白いのが多数あり、一気にテンションが上がった(笑)。

海にも近く、SUPボードも楽しめると、自然の中に囲まれた場所で、気の流れも素晴らしい場所だった。

1日目〜自己紹介、灰谷孝さんの色入りマスクのワークショップ

20名の参加者の大多数は医療従事者の中で、OFF会がスタート。
1日目は、一人一人の自己紹介が中心。
20代から60代と年齢層の幅が広いにもかかわらず、対等にお話ができる場であり、十分に刺激を受けた。

灰谷さんが自己紹介するときに、ワークショップを行った。
3人1組で、色のついた6種類のマスクが配布された。
マスクを一つ選択し、目でマスクを見ながら、片足を上げて、前方90度曲げる。
曲げた足をもう一人が肩より上から押して、一番姿勢が安定する色のマスクを選択する。
私は、青色、妻は茶色のマスクを選択。
普段、我々は環境から視覚情報を多く取り入れすぎているために、姿勢に影響を与えている。
マスクに色をつけることで、その姿勢が整う感覚があるのが面白い。

灰谷さんは、
「自分の身体の声を聞き、感覚に合うものを選ぶといい」
とおっしゃっていたのが、印象的だった。

淡路島の食材を十分に盛り込んだ食事をいただきながら、マジシャンのピーロよるショーも開催。
その後の懇親会では、様々な方がデモを行う中、今回も私は、6名の方にタロット・セッションを提供。
午前2時半頃まで、参加者との交流を楽しんだ。

2日目〜塩の製法〜身体がどのように感じるのか?

翌日の午前9時頃より、INNOCHI淡路島で、脱サラファクトリー・末澤さんを招いたセミナーを開催。
本来は、塩工場に見学する予定だったが、昨日から接近中だった台風によってあいにく中止。
果たしてどうなることやらと思ったが、本当に面白かった。

日本古代からの塩づくりの歴史から始まり、塩の製法、種類を含め、実体験に基づいた話は臨場感があった。
末澤さんの潮への思いを強く感じさせる言葉として
「海は、ボーダーレス、世界と繋がりがあるのだよ」
で、最も響いた。

塩づくりは塩から水や成分を取り除いていく作業なので「引き算」の作業であるという。
興味深いことに、海の水は満潮の次の日がいい、ことや「自然塩」「ミネラル」の言葉を使ってはいけない。という決まりがあること。後「にがり」を販売していけないといったこともびっくりだった。

海は世界各地と繋がっているので、1000年かけて水は、移動していることを考えると面白いよ(例えば、1000年前のヨーロッパにあった海の水が今の日本にきていること)。

水を火力で蒸発させるためには、100キロの水を60時間(!)かけて火で温めるが、最新の手法を使ってこの時間らしく、古代的な方法を使うと、何とこの4倍はかかるらしい。

塩は国の専売制だった時代もあったので、財務省管轄下に置かれていたため、そのころは、精製塩しか作ってはいけなかったこと。1997年に専売制が廃止された後は、財務省から製造許可を得た上で、日本各地で、さまざまな製法で個性的な塩が作られるようになったことも紹介した。

「塩」の選択は、
なんと、灰谷さんと答えが一緒で、
「自分の身体の声を聞き、感覚に合うものを選ぶといい」
といってたのが面白く、身体感覚を養う大切さを感じた。

古代の成分でできた塩の味は、まろやかで本当に美味しく、大塚家でも塩を購入した。
今後、イベントでも提供する予定です。ご興味のある方はぜひ恵比寿に遊びにきてください!

2日目〜アロマと身体〜身体がどのように感じるのか?

塩のセミナーを終えた後、会場を移動。
122年の歴史を誇るお香の店「薫寿堂」で、アロマセラピストのさかいなおみ(バーバラ)さんによる、アロマのセミナーを受講した。

頭脳や思考を使った仕事が多い世の中。
本能の脳と言われてる「大脳辺縁系」が追いやられている。
嗅覚の特徴は、本能の脳へとダイレクトに到達し、身体の働きを調整する「視床下部」に大きな影響を与えている。

このように、嗅覚は本能にアクセスできるので
ばーばらさんは、
「鼻は自分の入り口、嗅覚は自分自身」
と表現しているのが素敵。

人間を含め、動物はパートナーを「匂い」で、自分に「必要なもの」「必要ではないもの」を意識的・無意識的に選んでいると伺っているあたり、匂いの奥深さを感じた。

今回は、4つのアロマ(ローズマリー、ラベンダー、ゼラニウム、ベルガモット)を使ったワークショップ。
濾紙つけた4つのアロマを伏せた状態で、匂いをかく。
そのなかで最も、印象に残るアロマを選ぶワークを行なった。

実際、約20名の参加者の中で答えた方はバラバラ。

ローズマリーは、自己主張、交感神経を優位にさせる、セラニウムは自律神経のバランスを整える、ベルガモットは、食欲やストレスを強く感じた時に、ラベンダーは鎮痛、疲れ、休息が必要な時、と説明を受けたが、本当にピッタシの方が多く、嗅覚の奥深さを体感できた。

次に、何か身体で気になるところを意識した上で、再度伏せたアロマを選ぶことを行うと、また違うアロマを選んでいる人がいて面白い。

最後に、灰谷さんのワークショップの時の色マスクに、自分の好きな「アロマ」を選択。
アロマを染み込ませることのできるシールをつけるワークを行う。

手を背中に合わせて、後ろから、パートナーに押してもらう。
通常だと、踵から後ろへ倒れるが、適切なアロマを選ぶと、姿勢が安定する。
私は、青マスクにゼラニウムをつけると、安定することがわかったので、ゼラニウムを選んだ。

マスクをしているんだけど、不思議と呼吸が深まる感覚があり、すごく驚いた。
ばーばらさんもおっしゃっていたが、
アロマの選択基準も
「自分の身体の声を聞き、感覚に合うものを選ぶといい」
とのことだ。

まとめ

全日程を終えて、2021年8月9日に帰路についた。
2泊3日の旅は
「自分の身体の声を聞き、感覚に合うものを選ぶといい」
を学ぶ絶好の機会。

身体を使ったワークの奥深さを感じることができた。

札幌を活動拠点にしている分子栄養学が専門のあんどう口腔クリニック院長・安藤麻希子さんにも初対面を果たし、
さまざまなご縁をいただいた。

次回のOFF会まで、統合医療実践グループのZOOMセミナーでファシリテーションを大塚家で担当することにもなった。
ぜひ、このグループのご縁を大事にしながら、一歩一歩前に進んでいきたい。

最後に、企画いただいた灰谷さんをはじめ、片平さん、京子さんおよび皆さんのおかげで楽しい思いができた。改めて感謝申し上げます。

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