【W#101】ハワイ〜ザトウクジラと雑感
2015年1月18日〜21日はハワイに滞在。ゆっくりと日々を過ごすことができた。
世界各地を旅していて日本の存在感が低下していることを実感していたが、さすがにハワイに来ると、日本人の観光客、日本語が書かれた標識、日本円が使える、等日本の存在感が一気に増す。ここにいると、内向きになっている日本が嘘のように感じるが、一方で日本にいるという錯覚まで起きる。やはり、ハワイと日本の長い歴史がそうさせているのでしょうね。
ショッピングモールは、米国には沢山ある。ロサンゼルスに滞在中は少なくとも3箇所、ショッピングモールにいったが、60%以上の値引きを行っていた。ハワイにも多くあり、米国は如何にものが溢れていてるのか?を実感する日々だった。ハワイ独自のものとしては石鹸やフルーツ、はちみつやお茶等が売られていた。
ハワイではしばらくご無沙汰になっていた日本食を食べる機会に恵まれたが、うどん屋さんに長蛇の列があり、米国での日本食の人気には少々驚いた。南米を旅している間に米国出身の友人によると日本食は米国では人気である一方で、値段はそれなりにするらしい。実際にハワイにって、リンガーハットの野菜ちゃんぽんを食べたが約12米ドル(約1,300円近く)費用がかかった。
さて今回、ハワイで主に行ったことは主にザトウクジラをみること。小笠原諸島や沖縄で1月〜5月にかけてみることができるザトウクジラ。同じ太平洋に位置するハワイでももちろん見ることができる。哺乳類では一番大きいと言われるザトウクジラ。実際にスキューバダイビングのため小笠原や沖縄の座間味に訪れた際にザトウクジラを見ることができた。
そのため今まであえてクジラを見るためにクルーズ船に乗り込むということがなかった。今回スキューバダイビングは行わない予定であったためにクルーズ船に乗り込むことにした。クルーズ船では英語と日本語のアナウンスが交互に行われつつ、ザトウクジラの生態を含めた説明があった。昼食をとった後、外に出てると、何度(少なくとも10回以上)かザトウクジラが海面に上がってくる場面に遭遇した。
ただし、遠方であったために目を凝らして見なければならなかったというのもあったが。歴史的には、捕鯨のためにハワイは米国によって支配を受けたという経緯があったが(さらに、米国が日本に対して開国を迫ったのも新たな捕鯨基地のが要因)、乱獲のためにクジラの数が大幅に減少。クジラの保護へと舵を切ることとなる。
ハワイの場合には真珠湾が注目されがちだが、クジラによってハワイの運命が決まったといっていい。そういった歴史の中でザトウクジラを見ることでその歴史の一部を垣間見ることができてよかった。