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【J#21】ナマの声を聴く大切さ~朗読会に参加して

昨日、友人とモダンアートを主に扱っている、ギャルリー東京ユマニテを会場に、朗唱家として活躍の天童大人氏プロデュースによる詩人の聲を立ち上げるプロジェクト「La Voix des Poètes」の写真展と、朗読会に参加してきた。なんと、この会、今回で701回を数えるとのこと。
過去にヒロシマ ナガサキに落とされた原爆によって父母を亡くした子供、子供を亡くした両親の書き残した手記の朗読会、「女優たちによる朗読会」に参加したことがあるが、今回はそれとはまったく趣の異なるものだった。
写真展は、過去に開催された朗読会の中で厳選された20名の朗読者の実演の時の写真が展示されていた(下記の写真は一例)。その中で、天童大人氏による朗読会が始まった。

なんて説明したらいいのだろうか?説明できないぐらい、圧倒的な迫力で心が動かされた。
会場全体をマイクを通さない、ナマの声が詩とともに直接心へ伝わるその迫力。現代はTVやCD、音楽も含めて、だいたいがマイクや機械を通すことで情報が一旦加工される。それは果たして本物なのか?そういった声にならされている現代人は、果たして本物と偽物を聞き分けることができるのだろうか?天童氏は、人間の本来の力というのを再認識してほしいということで、朗読会の開催意義を言っていた。その魅力は十分に伝わってきた。
最近、ほとんどTVを見なくなり、趣味が広がったことから、私は、実際に人と会うことが多くなった。別に深い話をしているわけでもなく、雑談というケースが多い。単なる雑談だけでも、いろいろと気づくことがある。無意識のうちにナマの声によるやり取りをしている点。知らず知らずのうち、声の好みによって人を選んでいる点。人の表情を通じて、その人の気分はどうなのか?等にも気づいたりと、対面でしかわからないことが多い。そのことから、実際に会うことで、知らず知らず、人と会うことでコミュニケーション能力が飛躍的に上がっていることに気づかされる。

天童氏によると声というのは決して整形できないといっていた。持って生まれた運命は声に宿るというのだろうか?Facebook、電子メール、Skypeなどが発達しているため、加工されたコミュニケーションツールばかりが先行しているが、そういった時代だからこそ、今後ともナマのやり取りは大事にしていきたい。

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