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【W#158】スリランカ(8)〜シロダーラと食

施術は3日目(2015年6月19日)で初めてシロダーラを経験した。シロダーラは脳のマッサージともいわれ、額の第三の眼と呼ばれている場所に一定温度(少し体温よりも暖かい程度)にオイルを垂らす。そのことで、脳をリラックスさせる作用があるらしい。ホルモンバランスを整えるというのが大きな効果があるだけではなく、寝不足、ストレス、しびれ、半身不随や肌の問題に対しても有用とのこと。
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シロダーラを行う日は、必要最小限のボディマッサージを行う。今回のケースで言えば、頭を除く上半身、下半身のマッサージを今までよりも負担の少ない。その後、シロダーラを45分間近く行う。目をガーゼで覆われ、耳の中に綿を入れられたのちに施術が始まった。リラックス効果が出るのかな?と思ったのだが、私の場合には雑念が出てきて、頭が徐々に重くなったという印象だった。
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シロダーラを行うとその日には制限がある。頭はバンダナで耳も覆われる。効果を持続させるため、風を避けるというのがあるが、洗髪もその日はNG(ただし、それ以外は6時間後にシャワーはOK)、極力パソコン・スマートフォンを見ないなどの制限もある。また、部屋も枕の上に緑色のタオルを引くことで枕が汚れないような配慮もなされる。
シロダーラというのは連続して10日間を受けるというケースがあるらしいが、今回のメンバーでは最長で2日間連続受けている人がいた。
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翌日の4日目(2015年6月20日)にバンダナを覆ったまま施術室へ。最終日の施術はボディマッサージに加えて、体温よりも若干高い温度のオイルを全身に広げるというまっセージよりもオイルを浸透させるようなマッサージも受けた。これも発汗作用を強く促し、最後ハーブの温浴でも持続していった。最終的にアーユルヴェーダの医師からどういった気質(ドーシャ)があるのか?という紙が渡され、日本に帰国後も生活に取り入れたいと思っている。
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さてアーユルヴェーダの講義の方だが、2日目(2015年6月18日)はアーユルヴェーダと食について、3日目(2015年6月19日)は、アーユルヴェーダとオイルマッサージについて話がでた(1日目については【旅コラムVol.167】参照)。
今回は、食事について取り上げる。アーユルヴェーダは気質によってどう食事をとるのかを大事にするが、食事の回数についても1日3回とることを勧めている。そして、朝は王様のように食べる、昼は普通の人のように食べる、夜は乞食の人のように食べる等。夜は日が落ちてから3時間以内に食べること。というのも、頭を休ませるのみならず、腸や他の臓器を休ませる必要があるからだそうだ。
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水は1日2〜2.5Lとることや食前、食中、食後バランスのいい量の水を飲むことも。大切なのは、温かい水をとることだ。冷えた水だと身体全体を冷やしてしまうからだ。
アーユルヴェーダは基本的に食事を厳しくしないらしいが、施術中はどういったものを食べるのか?紙が渡される。それは、スリランカという新しい環境になり、アーユルヴェーダという刺激の強い施術を受けていることもあり、できるだけその反応を抑えるために食事制限をするためだ(【旅コラムVol.166】でも取り上げた)。
最後に冷凍・解凍を繰り返すものは良くないとも。それは、食事に悪い影響を与えるためだ。そこで、できるだけ温かいものを食べることが大事となる。
その後、スリランカの代表的な料理であるカレーのシェフによる料理デモが行われた。
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レンコンとアロエを使ったカレーのスパイスや原材料の説明から開始。
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ココナツミルクはどのようなものを使うのか?ココナツを砕いて絞り出す一番搾り(レンコンカレーに使用)と、残りカスをもう一度絞り出すという二番搾り(アロエカレーに使用)の違い、そして、その試飲。
レンコンカレーの場合には、切り刻んだレンコンを炒めたのちに、スパイスを一つずつ入れていき、最終的にココナツミルクを入れて、30分煮込む。
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最終的にはこのようになる。
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参考にアロエカレーは似たような行程を経るが、スパイスとココナツミルクを先に、アロエを最後に入れる。その理由はアロエは崩れやすいから。最終的には以下のようなものになる。
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試食したが思った以上に美味しかった!
次回は、アーユルヴェーダの施術の基本となるオイルマッサージについての授業の模様を取り上げたい。

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