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【J#87】九州3県の旅②〜宗像大社(辺津宮、中津宮、沖津宮遥拝所)+新原・奴山古墳群+宮地嶽神社

はじめに

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

2022年9月12日(月)〜9月14日(水)の2泊3日で、
長崎(四次元パーラーあんでるせん(以下あんでるせん))
佐賀(嬉野温泉+武雄温泉)
福岡(料理屋・茅乃舎、伊野天照皇大神宮、宗像大社)
の3カ所を巡った。

旅の前半については「イメージと練習が大切!〜あんでるせん(6度目)+武雄神社+茅乃舎+伊野天照皇大神宮」に書いたので、
今回は旅の後半について書きたい。

宗像大社とは?〜胸形族と海洋族

2022年9月13日の夜に、宗像大社へ移動。
ロイヤルホテル宗像に宿泊した。

翌日朝食を済ませた後、宗像大社の1日観光に臨んだ。
2日目は、8名で移動したが、宗像大社の辺津宮は4名、残りの旅程は3名で移動した。
詳しく書く前に、宗像大社の歴史的な背景について触れたい。

宗像大社は、古事記、日本書紀にも登場する、日本最古の神社の一つ。

宗像大社は、沖ノ島の沖津宮、(筑前)大島の中津宮、宗像市の辺津宮(総社)の三社の総称で、
沖津宮(長女)、中津宮(次女)、辺津宮(三女)の宗像三女神信仰として知られている。

日本から見て、朝鮮半島の釜山市に最も近い位置にある「沖ノ島」は、古代から大陸と半島の政治、経済、文化の海上路として知られ、古くから海上、交通安全の神として崇められた。例えば、ペルシア(イラン)、中国などの海外からのさまざまな品々が朝鮮半島、沖ノ島を経由して日本本土に入ってきたという。

地図では、九州に位置する辺津宮から海上11キロ離れた大島に中津宮、更に49キロ離れた沖ノ島に沖津宮と全て直線上にある。
大島へは上陸できるが、沖ノ島は関係者以外上陸できない。

沖ノ島で祭祀をおこなっていたのが古代の豪族の一つで宗像氏だった。
海部族として知られた「胸形族(むなかたぞく)」の地で、胸に入れ墨をしていた民だった。
魏志倭人伝には、倭人(日本人)は入れ墨をしていると書かれているが、海で身を守るための装飾として考えられる。

その中で一番勢力を持っていたのが胸形族で、やがて宗像と呼ばれるようになった。
興味深いことに、一族の徳善の女の尼子娘(あまこのいらつめ)が天武天皇の妻となり高市皇子を産む。
宗像大社には菊の家紋が至る所にあるのは、このように皇室とも関係が深いからだと、出会ったガイドさんから説明を受けた。

また宗像大社の辺津宮の近くに海を一望できる新原・奴山古墳群(前方後円墳、大型円墳)が41基あり、古墳ファンにとっては間近で見れる貴重なものだ。

このような歴史背景の下、まずは本土にある辺津宮へ向かった。

宗像大社・辺津宮へ〜古代人の祭祀の雰囲気を感じられる場所

ホテルから10分ほど車で移動すると、辺津宮がある。
外から見て、敷地面積が広そうに見えるが、30分ほどで全部見れることができる。
特に、お勧めは奥にある高宮だ。

社殿のない祭祀が行われていた高宮斎場は、日本の古来の神道の精神を感じさせる場で、古代人たちのパワーを感じることができた。

伊勢神宮からの古い社殿をもとに作られた第二宮、第三宮は、大島に上陸できない人たち向けの神社も良かった。
雰囲気が伊勢神宮にも似ている印象もあったが、沖ノ島にある沖津宮を宿っていることもあり、気の流れをよく感じることができた。

宗像大社・中津宮へ〜大島への上陸+七夕祭

辺津宮に滞在後、次に向かったのが、中津宮。
本土からフェリーで15分〜25分かけて移動。大島に到着。

大島を周遊するには、電動自転車、タクシー、レンタカーの選択肢があるが、我々はレンタカーを選択。
(レンタカーは3時間、給油込みで3,300円(税込))

印象に残ったのは「沖津宮遥拝所」と「中津宮」の2カ所だった。

沖津宮遥拝所は、大島の北側にあり、沖津宮の鎮座する沖ノ島を遥拝する場所。
残念なことに沖ノ島を見ようと思っていても視界が曇っていたため、見ることができず。

一方で、宗像大社を巡った中では、この遥拝所が最も雰囲気が良く、沖津宮のパワースポットの凄さを感じさせるのに十分な場所だった。

中津宮の面白いところは、境内に「天の川」が流れているということ。

天上の天の川になぞらえたこの川をはさんで、牽牛社・織女社があり、七夕祭(旧暦の7月7日に近い8月7日)が鎌倉時代から続いているらしい。

個人的には、境内から海に向かって一望できる雰囲気が素晴らしいと感じた。

大島には3時間滞在した後に、フェリーで再度本土へ移動。
新原・奴山古墳群へと向かった。

新原・奴山古墳群と宮地嶽神社・宮地嶽古墳へ〜歴史的ロマンを感じる

新原・奴山古墳群に到着したら、ボランティアのガイドさんから歴史的な背景についてブリーフィングを受ける。
冒頭に宗像大社の歴史的背景と宗像氏について書いたが、ガイドさんから受けた説明を中心にまとめたものだ。
改めて、親切丁寧に説明いただいたガイドさんに感謝申し上げたい。

最後、宮地嶽神社へ行くことを伝えたら、その奥に古墳があることを教えていただいたり、
古墳を詳しく見れるスポットなどの貴重な情報をいただいた。

下記に古墳群を間近で見た写真の一部を紹介したい。

1時間ほど、古墳を満喫した後、宮地嶽神社へ移動した。

宮地嶽神社は、光の道で有名で、境内からの一望が素晴らしい。
特に太陽がちょうど沈む時期に訪れると、雰囲気が圧巻だと思う。
ぜひ、福岡を訪れる場合には、見ていただきたい場所だ。

更に、宮地嶽神社の奥の院に不動神社がある。

ここは宮地嶽古墳で有名で、直径34mの横穴式古墳として、国内最大規模を誇る。
7世紀にできたとも言われ・・・。本当に歴史的なロマンを感じさせる。

まとめ

午後5時に観光が全て終わり、福岡空港へ移動。
レンタカーを返却し、午後7時50分の羽田空港行きのフライトに乗り、帰郷の途についた。

今回は、素晴らしいメンバーに囲まれ、本当に充実した旅になったと思う。
この場を借りて、参加いただいた一人一人に感謝を申し上げたい。

九州への旅は、今後、大分、熊本、宮崎の高千穂など行きたい箇所は多数ある。
世界旅行にあまり行けないタイミングなので、もう少し日本の旅をする機会を今後とも増やしていければと考えている。

 

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